高校入試作文「志望動機の書き方」です。
志望動機の書き方
貴学を志望した理由は、「スポーツと学問の両立ができる」という点です。私は、野球に打ち込みながら学力も向上させたいと思っています。中学の国語の授業で学んだ「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉がありますが、これまでの私はまさにその通りでした。中学時代も野球を続けていましたが、大会が近づくと練習に追われ、勉強に手が回らなくなってしまうことが多々ありました。特に日曜日には練習試合があり、家に帰ると疲れて勉強する気力が湧きませんでした。
それでも、野球を捨てることはできませんでした。ボールを追って走る、一球に全力でバットを振る、その瞬間が私の心を躍らせました。一球をキャッチして仲間に送球し、また仲間がそのボールでランナーをアウトにする。この一つ一つのプレーには、チームメートとの深い連携がありました。みんなで一つの目標に向かって心を一つにする経験は、日常生活では得られない貴重なものでした。野球を通じて、私は心身ともに成長しました。
だからこそ、野球を続けたいと思います。しかし、野球だけにかまけていては勉強に力を入れることができないと自覚しています。この学校では、学校全体が「両立」を目指しているため、私もその流れに乗っていけると確信しています。部活動にも全力で取り組み、勉強にも真剣に向き合います。中学のときも大変でしたが、みんなが頑張っていると思えば、私も困難に立ち向かう力が湧いてくるはずです。そうした決意を持って、貴学を志望しました。
志望動機の書き方のポイント
何をしたいかを明確に「学校見学会、オープンキャンパスのときに見に来たら、校舎がきれいで、案内してくれた人がとても 親切だったから。」などという理由を書く人が少なくありません。なんだかこれではお店を選んでいるようで頼りないです。
その高校で何をしたいのか、どういう高校生活を送るつもりなのか、自分のめざすものと、高校の教育目標がどこで結びついている(一致している、合致している)のか、その共感をしっかり書けるといいです。
注意したいのは、「親が言うから」というようなものだ。これではいけません。あくまでも、志望の動機と決定は、自分の意志であることが大切です。おおいに「自分の意志」を強調しましょう。
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