中学歴史「元寇の要点まとめ」です。1206年に、チンギス・ハンがモンゴル統一し、1271年にフビライ・ハンが国号を元と改められました。その後、1274年に1回目の襲来があります。それでは、【中学歴史】元寇(モンゴルの襲来)をみていきましょう。
元寇
モンゴル帝国の拡大。チンギス・ハンは、分かれていた勢力を統一します。ユーラシア大陸の東西にまらがるモンゴル帝国に成長します。
- フビライ・ハン…帝国になり都を大都(北京)に移し、国号を元と定めます。マルコ・ポーロが仕える。のちに、日本を「黄金の国ジパング」として紹介します。
襲来の流れ
- 北条時宗(8代執権)…高麗を従えたフビライは日本を従えようと使者を送るが、これを無視します。
- 文永の役…集団戦法と優れた火器に苦しめられます。
- 弘安の役…御家人の活躍や石の防壁などで退けます。
鎌倉幕府の滅亡
社会の変動があり、幕府に従わない武士(悪党)が登場。一方で、御家人は、領地の分割相続で生活が苦しくなる。永仁の徳政令で、手放した土地を返還するなどして救おうとするが、効果は上がらず。その後、後醍醐天皇の倒幕運動に、楠木正成や足利尊氏などが協力し、1333年に鎌倉幕府が滅びます。
東アジアとの交流
- 中国…漢民族の明が建国。倭寇の取り締まる利を求める。室町幕府の足利義光が倭寇を禁止し、正式な貿易船に勘合をもたせるのも、この時期です。
- 朝鮮半島…李成桂が高麗をほろぼし、朝鮮国を建てる。ハングルを作るなど独自の文化が発展。
- 琉球…尚氏が沖縄島を統一、琉球王国を建てます。中継貿易で栄えます。
- 蝦夷地…アイヌ民族が狩りや漁、交易をおこなっていました。本州の人々と(和人)が館を築き進出。戦いが起こります。
以上が、【中学歴史】元寇(モンゴルの襲来)です。元寇以降、急速に鎌倉幕府の力が衰えていくこともポイントです。
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