中3国語「俳句の可能性・俳句を味わうの要点まとめ」です。
俳句の可能性・俳句を味わうのポイント
<跳び箱の突き手一瞬冬が来る>
一瞬は跳び箱の突き手の瞬間を指すのに対し、冬は作者が感じ取った、これからの訪れる冬の気配で、長い時間を指す。一瞬と冬という長い時間は本来なら結びつかないけれど、ここでは突き手の瞬間の緊張感が冬へとつながる。
<たんぽぽのぽぽと絮毛(わたげ)のたちにけり>
「ぽぽ」というときの唇の丸い形と声の響きが、たんぽぽの丸い絮毛(わたげ)の軽やかな様子をよく表している。
<分け入っても分け入っても青い山>
「分け入っても」という言葉を繰り返すことによって、一度だけ「分け入っても」というよりもずっと深いところまで山に入り込んでいく印象を与えることができる。
俳句の可能性・俳句を味わうの要点
筆者は、俳句で大切なのものは、約束にとらわれるよりも身近なものに関心をもつことであり、そうすれば、特別なことを書こうとしなくてもよい俳句ができるものと考えている。
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