中1国語「蓬莱の玉の枝の定期テストでよく出る問題」です。
蓬莱の玉の枝の定期テストでよく出る問題
次の文章を読んで、次の問いに答えなさい。
これやわが求むる山ならむと思ひて、さすがに恐ろしくおぼえて、山のめぐりをさしめぐらして、二、三日ばかり、①見歩くに、天人のよそほひしたる女、山の中よりいで来て、銀の金鋺を持ちて、水をくみ歩く。これを見て、船より下りて、「この山の名を何とか申す。」と②問ふ。女、答へていはく、「これは、蓬莱の山なり。」と答ふ。これを聞くに、③うれしきことかぎりなし。
その山、見るに、さらに登るべきやうなし。その山のそばひらをめぐれば、世の中になき花の木ども立てり。金・銀・瑠璃色の水、山より流れいでたり。それには、色々の玉の橋渡せり。そのあたりに、照り輝く木ども立てり。
その中に、この取りてまうで来たりしは、④いとわろかりしかども、のたまひしに違はましかばと、この花を折りてまうで来たるなり。
問1 「よそほひ」、「まうで」をそれぞれ現代仮名遣いにしなさい。
問2 「おぼえて」、「めぐり」の現代の意味で訳しなさい。
問3 下線部①「見歩く」は、誰の動作か答えなさい。
問4 下線部②「問ふ」は、誰の動作か答えなさい。
問5 下線部③「うれしきことかぎりなし」とありますが、その理由を簡潔に書きなさい。
問6 下線部④「いとわろかりしかども」と皇子が言ったのはなぜか、その理由を簡潔に書きなさい。
蓬莱の玉の枝の定期テストでよく出る問題の解答
問1
「よそほひ」よそおい
「まうで」もうで
問2
「おぼえて」思われて
「めぐり」周囲
問3 くらもちの皇子
問4 くらもちの皇子
問5 見劣りする玉の枝が、にせものだと疑われないようにするため
問6 身を隠して匠たちににせものの蓬莱の玉の枝を作らせ、かぐや姫に架空の冒険談をしてそれが本物の蓬莱の玉の枝だど信じさせるというものだったから。
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