中学公民「地方自治体の要点まとめ」です。
地方公共団体
地方自治とは、住民の意思にもとづいて、それぞれの地域の運営を行うことです。
地方公共団体とは、地方自治体とも呼ばれ、住民自治を行う場です。都道府県や市(区)町村のこと。地方自治は、「民主主義の学校」とも。その役割として、消防、ごみの収集、上下水道の整備、地元産業の振興、小中学校の設置、福祉などがあります。最近では、地方分権も叫ばれ、地方公共団体が国の下部組織のような状況を改めるため、仕事や財源を国から地方に移す働きです。
地方財政の課題
地方財政は、各地方公共団体の住民から徴収する地方税などの自主財源が乏しく、地方交付税交付金や国庫支出金、借金である地方債で賄われます。財政の健全化につとめることが課題で、地方公務員や事業の削減があげられます。悪化している地方公共団は、国の監督の下で立て直しを図る。
地方自治のまとめ
- 都道府県…市区町村の地方行政の単位を地方公共団体(地方自治体)という。
- 地方自治の原則…地域住民が自らの手で自分たちのための政治を行う原則
- 首長…都道府県知事や市町村長のことをいい、任期は、4年である。
- 地方公共団体の条例は、地方公共団体内のみに、効力をもつ。
- 地方公共団体の財政補助は、地方交付税交付金と国庫支出金がある。
- 直接請求権には、条例の制定・改廃、監査、議会の解散、首長・議員の解職がある。
- 条例の制定・改廃と監査の請求に必要な署名数は、有権者総数の50分の1
- 議会の解散と首長・議員の解職に必要な署名数は、有権者総数の3分の1
- 市町村合併は、地方分権を推進することが目的
- 地方財政の問題点は、自主財源に乏しく、国に頼る割合が高い。
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