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中学国語「漢詩の決まり・読み方」

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中学国語「漢詩の決まり・読み方」です。

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漢詩の決まり

漢詩
唐代に成立した近体詩と、それ以前に成立した古 体詩に分けられる。「漢詩」とは、古体詩と近体詩の総称だが、一般には近体詩をさすことが多い。近体詩は、唐代に完成された形式なので「唐詩」とも呼ばれる。

漢詩の形式

■古体詩
・五言古詩…一句の字数が五字で、数は原則として偶数。
・七言古詩…一句の字数が七字で、句数は原則として偶数。

■近体詩
・五言絶句…一句の字数が五字で、四句で構成。
・七言絶句…一句の字数が七字で、四句で構成。
・五言律詩…一句の字数が五字で、八句で構成。
・七言律詩…一句の字数が七字で、八句で構成。

「絶句」は、第一句を起句、第二句を承句、第三句を転句、第四句を結句といい、起承転結と呼ばれる構成にするのが原則。

「律詩」では、第一・二句を首聯(しゅれん)、第三・四句を頷聯(がんれん)、第五・六句を頸聯(けいれん)、第七・ハ句を尾聯(びれん)といい、絶句 と同じように、起承転結の構成にするのが原則である。

押韻

押韻とは、句末の文字を発音の似たものにすること をいう。「韻」とは、漢字の読む際の、はじめの子音を 除いた部分のこと。たとえば、「人(jin)」ならば 「in」 の部分がこれにあたる。理屈よりも実際に発音してみればわかるので、厳密に考えなくてよいだろう。読み方は一般的な音読みでよい。

◆五言詩では偶数句末に、七言詩では第一句と偶 数句末に押韻するのが原則である。

対句

対句とは、文法的な構造がほとんど同じで、内容や語句が対になる句どうしのこと。律詩では、頷聯の第三句と第四句、頸聯の第五句と第六句を対 句にするのが原則である。律詩のその他の句、また絶句では、対句は自由に用いてよい。

一句の意味上の切りかた

漢文では、一句を次のように分けると、読みやすくなることが多い。
・五言詩の場合…二字/三字
・七言詩の場合…二字/二字/三字、または四字/三字

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