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【高校入試中学古文】今昔物語集「今は昔、いつのころほひの事」解説&練習問題!

今昔物語集アイキャッチ画像 国語
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中学古文対策問題「今昔物語集」今は昔、いつのころほひの事の対策問題です。『今昔物語集』は、日本の説話文学を代表する作品の一つであり、「今は昔、いつのころほひの事」はその中の有名な一節です。テストでは、「今は昔」の意味や用法、文中の重要語句の現代語訳、内容理解などがよく出題されます。また、説話の特徴や文法事項もポイントになります。

この記事では、『今昔物語集』「今は昔、いつのころほひの事」の要点をわかりやすく解説し、テストによく出る問題をまとめました。しっかり対策して、古文の得点アップを目指しましょう!

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今昔物語集(中学古文)対策問題

次の古文を読んで、あとの問いに答えなさい。

今は昔、いつのころほひの事にかありけむ。清水に参りたりける女の、幼き子を抱きて御堂の前の谷をのぞき立ちけるが、いかにしけるやありけむ、児を取り落として谷に落とし入れてけり。はるかにふり落とさるるを見て、すべきようもなくて、御堂の方に向かひて、手を摺りて、観音助けたまへとなむ迷ひける。今はなきものと思ひけれども、ありさまも見むと思ひて、まどひ下りて見ければ、観音の「いとほし」とおぼしけるにこそは、つゆ疵もなくて、谷の底の木の葉の多く落ち積もれる上に落ちかかりてなむ臥したりける。母喜びながら抱き取りて、いよいよ観音を泣く泣く礼拝したてまつりけり。これを見る人、みなあさましがりてののしりけりとなむ。

(1)「遙かに振り落とさるるを…..迷ひける。」の文から、係助詞と結びを抜き出しなさい。

(2)「いとほし」の現代語訳として最も適当なものを一つ選び、その記号を書きなさい。
ア 残念だ
イ いじらしいことだ
ウ つらいことだ
エ 気の毒だ

今昔物語集(中学古文)対策問題の解答・解説

(1)係助詞:なむ 結び:ける
(2)エ

係り結びの法則は、主に平安時代の文章で使われており、係助詞と呼ばれる特定の助詞が文中に登場した場合、文末の活用形が特定の形に変わるというルールです。

係助詞と文末の関係
係助詞「ぞ」「なむ」が使われると、文末は連体形になります。
係助詞「や」「か」が使われると、文末は連体形になりますが、疑問の意味が含まれます。
係助詞「こそ」が使われると、文末は已然形になります。

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