中3国語|韓非子「守株(故事成語)」のテストでよく出る対策問題です。中学3年生の国語で学ぶ漢文教材、韓非子「守株(しゅしゅ)」は、故事成語の中でも特に重要な一編です。「守株」の意味や教訓、現代社会との関わりは、定期テストでもよく問われます。本記事では、「守株」の本文内容の理解はもちろん、頻出の読解・意味把握・語句問題を網羅した演習問題と解答を掲載。故事成語の背景や読み取りが苦手な中学生でも、しっかり得点できる対策教材です。
韓非子「守株(故事成語)」の問題
次の文章(古文)を読んで、後の問いに答えなさい。
宋人に田を耕す者あり。田中に株あり。兎走りて株に触れ、くびを折りて死す。よりてそのすきを捨てて、株を守り、また兎を得むとこひねがふ。兎はまた得べからずして、身は宋国の笑ひとなれり。
(1)「こひねがふ」、「笑ひ」をそれぞれ現代仮名遣いに直して書きなさい。
(2)「兎走りて」の部分の「兎」のあとに入る適切な助詞を、現代語で書きなさい。
(3)「すきを捨てて」の主語として考えられる部分を、古文中から抜き出して答えなさい。
(4)「得べからず」の現代語訳を書きなさい。
(5)今回の古文からできた故事成語と、その意味を書きなさい。
韓非子「守株(故事成語)」の問題の解答
(1)こいねがう / わらい
(2)が
(3)田を耕す者
(4)手に入れられない
(5)故事成語:守株 意味:古い習慣にとらわれて、全く進歩のないこと
(現代語訳)宋の国に、田んぼを耕している男がいた。ある日、その田んぼの切り株に、うさぎが走ってきてぶつかり、首の骨を折って死んでしまった。男はそのうさぎを拾って喜び、「また同じようにうさぎがやってくるかもしれない」と思って、農具を捨て、切り株のそばでじっと待つようになった。しかし、うさぎは二度とやって来ることはなく、男は国中の笑い者になってしまった。
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