中学理科の実験毎の観察のポイント一覧|これだけは押さえておく!です。高校入試の理科で高得点を狙うためには、実験や観察に関する知識をしっかりと身につけることが欠かせません。特に、実験結果の予測や考察、観察で得られる情報をもとに問題を解く力は、入試で頻繁に問われるポイントです。
高校入試対策・理科: 実験・観察のポイントを押さえよう
この記事では、実験や観察の際に特に注意すべきポイントを「出る順」で紹介し、試験対策に役立つ知識を効率よくまとめました。実験問題に強くなるためのコツを押さえ、入試直前の追い込みにも役立ててください。
【第1位】水とエタノールの混合物の加熱実験における状態変化(蒸留)
(ポイント)
- 蒸留は、物質の沸点の違いを利用して行う実験。
- 集めた液体をの性質確かめる方法として、においをかぐ(エタノールはにおいがある。)、火を近づける(エタノールをよく含むほど、燃える)
【第2位】炭酸水素ナトリウムの熱分解
(ポイント)
- 炭酸水素ナトリウムは、炭酸ナトリウム、水、二酸化炭素の3つの物質に分解される。
- 炭酸水素ナトリウムよりも、炭酸ナトリウムの方が、水によく溶け、水溶液のアルカリ性も強い。
【第3位】光合成・呼吸の対照実験
(ポイント)
- 対照実験は、調べたい条件だけを変えて、他の実験を変えずに行う実験
- BTB溶液の色の変化の違いに着目
【第4位】ばねののび(フックの法則)
(ポイント)
- 力の大きさの単位は、ふつう、100gの物体にはたらく重力の大きさを1Nとする。
- ばねののびは、ばねにはたらく力の大きさに比例する。(原点を通る直線のグラフになる。)
【第5位】凸レンズと像
(ポイント)
- 凸レンズから物体までの距離と凸レンズから像までの距離の変化による像のようすの違いに注意
- 凸レンズから物体までの距離と凸レンズから像までの距離が等しいときは、焦点距離が2倍で、像の大きさは物体と同じになる。
- スクリーンにうつる像は、物体と上下左右が逆
【第6位】電流と電圧の関係
(ポイント)
- 直列回路と並列回路における電流、電圧、抵抗の大きさの違いに注意
- 直列回路では、各抵抗に加わる電圧の和が電源の電圧と等しくなる。
- 並列回路では、各抵抗にかかる電圧が電源の電圧に等しい。
【第7位】紙面を下る台車の運動
(ポイント)
- 記録タイマーの打点の間隔は時間とともに広くなる。
- 斜面の傾きを大きくすると、斜面に沿った下向きの力が大きくなる。
- 摩擦のない水平面では、一定の速さで一直線上を動く運動(等速直線運動)になる。
【第8位】消化と吸収
(ポイント)
- 対照実験で、水だけではデンプンが変化しないことを確かめる。
- だ液には、でんぷんを分解し、ブドウ糖の分子がいくつかつながったものに変えるはたらきがある。
- 40℃の湯につけるのは、ヒトの体温に近い状態にするため。
【第9位】太陽の観察
(ポイント)
- 黒点の位置が少しずつ移動していくのは、太陽が自転しているから。
- 黒点の形は、周辺部では縦に長いが、中央にくると横に広がってみえるのは、太陽が球形だから。
【第10位】地層の観察
(ポイント)
- 地層に含まれる粒の大きさは、れき>砂>泥
- 粒が大きいものは、河口近くで堆積し、粒が小さいものは、沖合いで堆積したことがわかる。
- 示相化石は、地層が堆積した当時の環境がわかり、示準化石は、地層が堆積した時代がわかる化石。
コメント