▶YouTube勉強動画チャンネル【トイトク】

【中3国語】おくのほそ道の定期テスト頻出問題&解説|あらすじ・現代語訳・重要ポイント

おくのほそ道アイキャッチ画像 国語
スポンサーリンク

【中3国語】おくのほそ道の定期テスト頻出問題&解説|あらすじ・現代語訳・重要ポイントです。松尾芭蕉の『おくのほそ道』は、日本を代表する紀行文学のひとつで、旅の情景描写や俳句表現、芭蕉の心情 などが深く描かれています。定期テストでは、あらすじの理解、重要な古語の意味、現代語訳、俳句の解釈 などがよく出題されるため、しっかりと対策をしておくことが大切です。

この記事では、『おくのほそ道』のテストで頻出する問題をピックアップしています。確実に得点できるよう、ポイントを押さえて復習しましょう!

スポンサーリンク

おくのほそ道の定期テストでよく出る問題

次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

三代の栄耀(えいえう)一睡の中にして、大門の跡は一里こなたに有。秀衡(ひでひら)が跡は田野に成て、金鶏山のみ形を残す。先(まず)高館(たかだち)にのぼれば、北上川南部より流るゝ大河也。衣川は和泉が城(いずみがじやう)をめぐりて、高館の下にて大河に落入。泰衡(やすひら)等が旧跡は、衣が関を隔てて、南部口をさし堅め、夷(えぞ)をふせぐとみえたり。偖(さて)も義臣すぐつてこの城にこもり、巧名一時の叢となる。「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」と、笠打敷て、時のうつるまで泪を落し侍りぬ。

夏草やつわものどもが夢の跡

卯の花に兼房(かねふさ)みゆる白毛(しらが)かな 曾良

兼て耳驚したる二堂開帳す。経堂は三将の像をのこし、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。七宝散うせて、玉の扉風にやぶれ、金(こがね)の柱霜雪(そうせつ)に朽て、既(すでに)頽廃空虚(たいはいくうきょ)の叢(くさむら)と成べきを、四面新(あらた)に囲て、甍を覆て風雨を凌。暫時(しばらく)千歳(せんざい)の記念(かたみ)とはなれり。

五月雨の降のこしてや光堂

(1)栄耀(えいえう)、和泉が城(いずみがじやう)を現代仮名遣いに直し、すべてひらがなで書きなさい。

(2)「北上川南部」を現代語訳するおき、「北上川」と「南部」の間に入れるひらがな一字の助詞を書きなさい。

(3)「大河」とはどこを指すか。文中から抜き出しなさい。

(4)「義臣すぐつてこの城にこもり」とあるが、「この城」とはどこを指すか。文中から抜き出しなさい。

(5)「夏草やつわものどもが夢の跡」の俳句で、作者はどんなことを表そうとしているか、次から一つ選び記号で答えなさい。
 ア 有名な高館に夏草に一面に生い茂っている悲しさ。
 イ 自然の変わらない姿が比べた人の営みのはかなさ。
 ウ 功名を争った武士たちの夢のスケーツの大きさ。
 エ 今はむなしく夏草の茂みの中で眠る武士のへの批判。

(6)「二堂」とは何と何を指すか。

(7)「玉の扉風にやぶれ」と対句になっている部分を文中から抜き出しなさい。

(8)「降り残してや」の意味を次から一つ記号で選びなさい。
 ア 降り残したのであろうか
 イ 降り残してはいけない
 ウ 降り残してしまった
 エ 降り残しておいた

(9)「五月雨の降のこしてや光堂」の季語と季節を書きなさい。

(10)この文章を書いた人物名と書かれた時代をそれぞれ答えなさい。

おくのほそ道の定期テストでよく出る問題の解答

(1)
栄耀(えいえう):えいよう
和泉が城(いずみがじやう):いずみがじょう

(2)は

(3)北上川

(4)高館

(5)イ

(6)経堂と光堂

(7)金の柱霜雪に朽ちて

(8)ア

(9)季語:五月雨 / 季節:夏

(10)松尾芭蕉 / 江戸時代

国語
スポンサーリンク
シェアする

コメント

テキストのコピーはできません。