【中3国語】おくのほそ道の定期テスト頻出問題&解説|あらすじ・現代語訳・重要ポイントです。松尾芭蕉の『おくのほそ道』は、日本を代表する紀行文学のひとつで、旅の情景描写や俳句表現、芭蕉の心情 などが深く描かれています。定期テストでは、あらすじの理解、重要な古語の意味、現代語訳、俳句の解釈 などがよく出題されるため、しっかりと対策をしておくことが大切です。
この記事では、『おくのほそ道』のテストで頻出する問題をピックアップしています。確実に得点できるよう、ポイントを押さえて復習しましょう!
おくのほそ道の定期テストでよく出る問題
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
夏草やつわものどもが夢の跡
卯の花に兼房(かねふさ)みゆる白毛(しらが)かな 曾良
兼て耳驚したる二堂開帳す。経堂は三将の像をのこし、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。七宝散うせて、玉の扉風にやぶれ、金(こがね)の柱霜雪(そうせつ)に朽て、既(すでに)頽廃空虚(たいはいくうきょ)の叢(くさむら)と成べきを、四面新(あらた)に囲て、甍を覆て風雨を凌。暫時(しばらく)千歳(せんざい)の記念(かたみ)とはなれり。
五月雨の降のこしてや光堂
(1)栄耀(えいえう)、和泉が城(いずみがじやう)を現代仮名遣いに直し、すべてひらがなで書きなさい。
(2)「北上川南部」を現代語訳するおき、「北上川」と「南部」の間に入れるひらがな一字の助詞を書きなさい。
(3)「大河」とはどこを指すか。文中から抜き出しなさい。
(4)「義臣すぐつてこの城にこもり」とあるが、「この城」とはどこを指すか。文中から抜き出しなさい。
(5)「夏草やつわものどもが夢の跡」の俳句で、作者はどんなことを表そうとしているか、次から一つ選び記号で答えなさい。
ア 有名な高館に夏草に一面に生い茂っている悲しさ。
イ 自然の変わらない姿が比べた人の営みのはかなさ。
ウ 功名を争った武士たちの夢のスケーツの大きさ。
エ 今はむなしく夏草の茂みの中で眠る武士のへの批判。
(6)「二堂」とは何と何を指すか。
(7)「玉の扉風にやぶれ」と対句になっている部分を文中から抜き出しなさい。
(8)「降り残してや」の意味を次から一つ記号で選びなさい。
ア 降り残したのであろうか
イ 降り残してはいけない
ウ 降り残してしまった
エ 降り残しておいた
(9)「五月雨の降のこしてや光堂」の季語と季節を書きなさい。
(10)この文章を書いた人物名と書かれた時代をそれぞれ答えなさい。
おくのほそ道の定期テストでよく出る問題の解答
(1)
栄耀(えいえう):えいよう
和泉が城(いずみがじやう):いずみがじょう
(2)は
(3)北上川
(4)高館
(5)イ
(6)経堂と光堂
(7)金の柱霜雪に朽ちて
(8)ア
(9)季語:五月雨 / 季節:夏
(10)松尾芭蕉 / 江戸時代
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