中学理科「電流・電圧・抵抗の対策問題」です。
電流・電圧・抵抗の対策問題
2本の電熱線a,bについて、電熱線の両端に加える電圧と電熱線を流れる電流との関係を調べたところ、次のグラフのようになった。次の問いに答えなさい。
(1)電熱線aに流れる電流の強さをはかったところ,0.5Aであった。加えた電圧は何Ⅴですか。
(2)電熱線a,bの抵抗は,それぞれ何Ωですか。
(3)電熱線a,bを直列につないだときの全体の抵抗は何Ωですか。
電流・電圧・抵抗の対策問題の解答・解説
(1)6V
- 電流(A) = 電圧(V)÷ 抵抗(Ω)
- 抵抗(Ω)= 電圧(V)÷ 電流(A)
- 電圧(V)= 電流(A) × 抵抗(Ω)
電流がmAのときは、Aに変換して計算します。(※1000mA=1A)
(2)a:12Ω b:32Ω
(3)44Ω
■電流、電圧、抵抗のそれぞれの関係
・抵抗の値が一定の時、電圧と電流は比例関係
・電流の値が一定の時、電圧と抵抗は比例関係
・同じ電圧をかけた時、抵抗と電流は反比例(※抵抗が大きくなると電流は流れにくくなり、小さい抵抗ほど多くの電流を流す)
■ 直列回路での電流、電圧、抵抗のそれぞれの特徴
(2つの抵抗を流れる)電流は同じ(つまり、回路のどこでも電流の大きさは同じ)
(2つの抵抗で)電源の電圧を分け合う(※回路全体の抵抗は各抵抗値の和)
■ 並列回路での電流、電圧、抵抗のそれぞれの特徴
(2つの抵抗にかかる)電圧は同じ(つまり、電源の電圧と同じ大きさ)
(2つの抵抗で全体の)電流を分け合う。回路全体の抵抗は各抵抗値より小さくなる(※各抵抗値の和ではありません)
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