中3理科「1月実力テスト対策問題」冬休み明け・よく出る編です。
1月実力テスト対策問題(中3理科)
(問1)
図は、ヒトの肺のつくりを表している。次の問いに答えなさい。
(1)図の小さなふくろAは何か。その名称を答えなさい。
(2)Aを網の目のようにとり巻いているものは何ですか、答えなさい。
(3)肺の中にAのようなつくりがあることは,どのような点で都合がよいか。次から選び,記号で答えなさい。
㋐ 血液が肺の中をゆっくり流れる。
㋑ 空気が肺のすみずみまでいきわたる。
㋒ 肺の表面積が大きくなる。
(4)Aでは血液が空気中から物質aをとり入れ物質bを出している。この物質a、bは何という気体ですか、答えなさい。
(問2)
図のように蛍光板を入れたクルックス管に高い電圧を加えると、明るく光る線が見えた。次の問いに答えなさい。
(1)図のように、気圧の低い空間を電気が流れる現象を何といいますか、答えなさい。
(2)このときできた明るく光る線を何といいますか、答えなさい。
(3)(2)の線は,何という粒子が飛ぶことでできますか、答えなさい。
(4)(3)の粒子が飛ぶ向きは、「+極→-極」と「-極→+極」のどちらですか、答えなさい。
(5)(3)の粒子は、+と-のどちらの電気をもっていますか、答えなさい。
1月実力テスト対策問題(中3理科)の解答・解説
(1)肺胞
肺には、筋肉がないので、横隔膜(おうかくまく)やろっ骨を動かす筋肉のはららきによって、肺への空気の出し入れを行います。
気管は肺の中で左右にわかれて気管支となり、気管支の先端は、肺胞といううすい膜の袋になっています。肺胞が多く集まっているのは、表面積を広げて物質(酸素や二酸化炭素)を効率よく交換するためです。
(2)毛細血管
肺胞のまわりの毛細血管のところで、空気中の酸素が血液にとりこまれ、細胞の呼吸でできた二酸化炭素が肺胞に出されています。
魚はえらで、ヒトやイヌ、鳥、トカゲなどは肺で呼吸します。カエルやイモリなどの両生類は、子はえら、おとなは肺や皮ふで呼吸します。
(3)㋒
(4)物質a 酸素 / 物質b二酸化炭素
ヒトの肺のモデル装置
実際のヒトの肺が、モデル装置の肺とどこが対応しているのか確認しておく必要があります。
<実験>
(1)ペットボトルの底の風船を引くと容積が大きくなり、内部の気圧が低下し、中の風船がふくらみます。これは、ちょうどヒトが息を吸うときになります。息を吸うとろっ骨は、筋肉によって引き上げられ、横隔膜は縮んで下がります。肺が広がって、鼻や口から息が吸い込まれます。
(2)ペットボトルの側面をおしつぶすと、容積が小さくなり、内部の気圧が上がり、中の風船はしぼみます。これは、ちょうどヒトが息をはくときの現象です。息をはくときは、筋肉がゆるんで、ろっ骨はもとの位置にもどり、横隔膜は上がります。肺はもとの大きさに戻って、息が吐き出されます。
実際に、自分で、息を吸ったり、吐いたりすることで、ろっ骨や横隔膜の動きを実感できるのではないでしょうか。
(問2)
(1)放電(真空放電)
放電は、たまっていた電気が流れ出したり、空気中に電流が流れる現象。
・火花放電…雷のように、空気の中を電流が流れる現象
・真空放電…圧力が小さな空気中に電流が流れる現象
(2)陰極線(電子線)
陰極線は、クルックス管(ガラス管内の空気を真空放電のときよりもぬいた器具)の電極に電圧をかけて電流を流したとき、-極から+極に向かってまっすぐに飛んでくる。極線は電子の流れで、現在では陰極線のことを電子線という。
<電子線の特徴>
- 電子線は、直進する。
- 電子線は、-極から出て+極に向かう。
- 電子線は、電極版の+極側に曲がる。
- 電子線は、磁石によっても曲げられる
(3)電子
電子とは、-の電気をもつ小さな粒。
(4)-極 → +極
金属線に電圧かけると-の電気を持つ電子は、電池の-極から+極の向きに動く。そのため、電流が流れる。電流の向きと電子の向き動く方向は逆になっている。
(5)-
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