中2理科まとめ復習テストです。中2理科の学年末テスト対策、中3理科の4月実力テスト対策にご利用ください。
中2理科まとめ復習テストの問題
【問1】図は、ヒトの神経系のつくり模式的に示したものです。図のA~Fは、神経を示しており、Aは皮ふに、Bは筋肉につながっています。次の問いに答えなさい。
(1)うっかり熱いやかんに手がふれると思わず手をひっこめるのと同時に熱さを感じます。これら2つの下線部の反応について信号が伝えられる経路として最も適当なものをア~カの中から1つ選びなさい。
ア:B→D イ:A→E→F ウ:B→C→E→F
エ:A→E→F→D→B オ:B→C→A カ:A→C→B
(2)うっかり熱いやかんに手がふれると思わず手をひっこめるように、刺激に対して意識とは関係なく起こる反応を何というか。
【問2】図のようにマグネシウムリボンを加熱すると、熱や光を出しながら激しく燃えた。次の問いに答えなさい。
(1)下線部のような化学変化を何といいますか、答えなさい。
(2)マグネシウムが燃えてできた物質を何といいますか、答えなさい。
(3)(2)の物質は、マグネシウムに何が結びついてできたものですか、答えなさい。
(4)反応前と反応後の物質にそれぞれうすい塩酸を加えた。このとき、気体が発生するのは、どちらの物質ですか、答えなさい。
【問3】電流計と電圧計の使い方について、次の問いに答えなさい。
(1)電流計と電圧計のつなぎ方について,次の文のa,bにあてはまることばを答えなさい。
はかろうとする部分に対し,電流計は( a ),電圧計は( b )につなぐ。
(2)図1は電流計の一部を拡大したものである。電池の+極側につなぐのは、電流計のどの端子ですか、答えなさい。
(3)電流計の指針が図1のように振れているとき、電流の強さはいくらと読めるか。-端子は5Aを用いたとして答えなさい。
【問4】2本のストローA,Bを布でこすり、図1のようにストローAにストローBを近づけた。次に、図2のようにストローAにこすり合わせた布を近づけた。次の問いに答えなさい。
(1)図1では、ストローAはa、bのどちらに動くか、答えなさい。
(2)ストローAとストローBのおびている電気の種類は同じか、異なるか。「同じ」、「異なる」のどちらかの語で答えなさい。
(3)図2では、ストローAはc、dのどちらに動くか、答えなさい。
(4)ストローと布のように、電気を通さない2種類の物体をこすり合わせたときに生じる電気を何というか答えなさい。
【問5】コイルに電流を流したとき,コイルのまわりにできる磁界について,次の問いに答えなさい。
(1)コイルの両端の近くに2つの磁針を置き電流を流した。このときの2つの磁針の向きが正しく表されているものを、次から選び、記号で答えなさい。
(2)コイルのまわりにできる磁界を強くする方法を次からすべて選び記号で答えなさい。
㋐ コイルに流れる電流を強くする。
㋑ コイルに流れる電流を弱くする。
㋒ コイルの巻き数を多くする。
㋓ コイルの巻き数を少なくする。
㋔ コイルに鉄しんを入れる。
中2理科まとめ復習テストの問題
【問1】
(1)
うっかり熱いやかんに手がふれると思わず手をひっこめる→カ
熱さを感じる→イ
■ 神経系
- 神経…刺激や命令を伝える
- 脳とせきずい…刺激を判断して命令をだす
この神経と脳とせきずいをまとめて神経系といい、神経系は中枢神経と末しょう神経に分けられます。
- 中枢神経…脳とせきずいからなり、感覚器官から伝わった刺激の信号に対して、どう反応するか決定
- 末しょう神経…脳とせきずい以外の神経系で、刺激や命令の信号を伝えます。主に感覚神経と運動神経があります。
・意識のある反応…脳が決定し、経路は、感覚器官→感覚神経→せきずい→脳→せきずい→運動神経→運動器官(筋肉)となります。
・無意志の反応(反射)…せきずいが決定し、経路は、感覚器官→感覚神経→せきずい→運動神経→運動器官(筋肉)となります。
(2)反射
反射は、危険から身を守ることや生命活動の維持に役立っている
<反射の例>
- 熱いものにふれると、手をひっこめる。
- 口の中に食べ物を入れると、だ液が出る。
- 明るいところでは、ひとみが小さくなる。
- 暗いところでは、ひとみが大きくなる。
- 目や鼻に異物が入ると、涙やくしゃみをする。
- 暑いところでは、汗が出る。
【問2】
(1)燃焼
銅と同じく金属のマグネシウムも加熱する実験をします。マグネシウムは空気中で激しく反応しますので、注意して実験を行ってください。
(2)酸化マグネシウム
- 2Mg + O2 → 2MgO
マグネシウムは空気中で燃焼します。燃焼とは、「光や熱を激しく出しながら酸化すること。」です。
(3)酸素
マグネシウム+酸素→酸化マグネシウム(白)ここで注意してほしいのが、加熱後の酸化マグネシウムの色です。通常酸化物の色は黒色が多いのですが、ここでは白色になっています。裏を返せば、ここは必ず聞かれる色です。この化学変化では激しく酸素と化合しますので、「燃焼」という化学変化になります。
(4)反応前の物質
【問3】
(1)a直列 b並列
電流計のつなぎ方…抵抗と直列に接続する。
電圧計のつなぎ方…抵抗と並列に接続する。
電圧や抵抗の大きさが予想できないときは、はじめに一番大きな端子につなぐ(理由)針が振り切れるのを防ぐため
(2)+端子
(3)1.40A
つながれている端子の単位に注目する。500mAの場合は、10倍、300Vの場合は、100倍する。
【問4】
(1)a
(2)同じ
同じ種類の電気どうしでは反発する力がはたらく。
違う種類の電気どうしでは引き合う力がはたらく。
(3)d
(4)静電気
静電気は、2種類の物質を摩擦することによって生じる電気である。(例)電気の乾燥した日に、ドアノブにふれるとパチッと音がする。
物質の中にある-の電気を持つ小さな粒(電子)が、一方の物体からもう一方の物体へ移動するため生じる。
乾いたセーターなどで摩擦したプラスチックの下じきにネオン管を近づけると、一瞬ネオン管が点灯する。これは下じきにたまっていた静電気がネオン管に流れたためである。この電気の流れが電流である。
【問5】
(1)➊
コイルは、エナメル線のような導線を何回も巻いたもの。コイルのまわりの磁界では、磁力線が導線を中心とした円になるような磁界ができます。
- 磁力…磁石や電磁力の力
- 磁界…磁力のはたらいている空間
- 電磁力…鉄粉を引きつけたり、方位磁針の向きを変えたりする力
- 磁界の向き…磁界の中で、方位磁針のN極が指す向き。
- 磁力線…磁界の中の各点で磁界の向きを順につないでできる線。磁界が強いほど、磁力線の間隔は狭くなります。
(2) ㋐,㋒,㋔
磁界の向きは、電流の向きで決まり、磁界の強さは、電流の大きさが大きいほど、またコイルの巻き数が多いほど、強くなります。さらに、コイルに鉄心を入れることでも、磁界は強くなります。
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