高校入試理科対策問題(公立高校編)無料・解答付きです。
中1~中3の全範囲から、生物・地学・化学・物理からぞれぞれ構成しています。
高校入試理科対策問題(公立高校編)
【問1(生物)】
図は動物と植物の細胞のつくりを模式的に表したものである。次の問いに答えなさい。
(1)植物の細胞を表しているのは,A,Bのどちらですか、答えなさい。
(2)ふつう1つの細胞に1個ある,図のXの部分を何といいますか、答えなさい。
(3)(2)の部分を染色するのに用いられる薬品を,次から選び,記号で答えなさい。
㋐ ベネジクト液 ㋑ ヨウ素液 ㋒ BTB溶液 ㋓ 酢酸カーミン
(4)図のYの部分を何といいますか、答えなさい。
【問2(地学)】
次の図は、いろいろな火山の形を模式的に表したものである。あとの問いに答えなさい。
(1)火山の地下にある,高温でとけたどろどろのものを何といいますか。
(2)(1)のねばりけが最も弱い火山は,A~Cのどれですか。
(3)激しく爆発的な噴火をする火山は,A~Cのどれですか。
(4)図のA~Cのような形をしている火山を,次からそれぞれ選び,記号で答えなさい。
㋐ 桜島 ㋑ 三原山 ㋒ 雲仙普賢岳
【問3(化学)】
【1】ビーカーに入れた100gの水に食塩を25g加えてよくかき混ぜると,食塩の粒が見えなくなった。次の問いに答えなさい。
(1)水に溶けている食塩のような物質のことを何といいますか、答えなさい。
(2)食塩を溶かしている水のような液体のことを何といいますか、答えなさい。
(3)食塩の粒が見えなくなったとき,食塩はどうなっているか。次から選び記号で答えなさい。
㋐ 目に見えないほど小さな粒になり,上のほうにたまっている。
㋑ 目に見えないほど小さな粒になり,均一に散らばっている。
㋒ 目に見えないほど小さな粒になり,下のほうにたまっている。
㋓ 粒はなくなっている。
【2】次の問いに答えなさい。
(1)溶媒とは何か。
(2)溶質とは何か。
(3)牛乳は水溶液とはいえない。その理由を書きなさい。
【問4(物理)】
音の高さや速さを調べるために実験を行った。実験の様子を読み、次の問いに答えなさい。
【実験】
①モノコードのコマの位置を動かし、弦の長さを変えて弦をはじいたとき、弦の振動数と音の高さがどのようなるか調べた。
②空気中の伝わる音の速さを調べるため、校庭で太鼓をたたき、音が校舎で反射してもどってくるまでの時間を調べた。
【問題】
(1)実験①の結果について正しいものを、次のア~エの中から1つ選び、記号で答えなさい。
ア 弦の長さが長いほど振動数は多くなり、音は高く聞こえた。
イ 弦の長さが長いほど振動数は多くなり、音は低く聞こえた。
ウ 弦の長さが長いほど振動数は少なくなり、音は高く聞こえた。
エ 弦の長さが長いほど振動数は少なくなり、音は低く聞こえた。
(2)実験②について、太鼓から校舎までの距離が85mのとき、太鼓をたたいて音が校舎で反射してもどってくるまでの時間が0.5秒であった。音の速さは、何m/sか求めよ。
高校入試理科対策問題(公立高校編)の解答
【問1】
(1)A
(2)核
・核…ふつう1個の細胞の中に1つある丸い形をした粒で、酢酸カーミン液や酢酸オルセイン液で赤く染まります。
・細胞質…核のまわりの部分です。
・細胞膜…細胞質の一番外側のうすい膜になります。
・細胞壁…植物の細胞のみに見られ、細胞膜の外側にあり、植物の体を支えるため丈夫なつくりになっています。
・液胞…植物の細胞に見られ、内部に貯蔵物質や不要物をふくむ液を蓄えている部分です
・葉緑体…植物の細胞に多く見られ、光合成を行う緑色の粒。
(3) ㋓
(4)葉緑体
【問2】
(1)マグマ
マグマは、地下にある岩石が高温のためドロドロに溶けた物質です。火山の地下数キロメートルのところには、地下深くから上昇してできたマグマが一時的に蓄えられるマグマだまりが見られます。
噴火は、マグマが上昇して地方に噴き出す現象で、起こるしくみは、深いところにあるマグマが上昇して浅いところにくると溶けきれなくなった水や二酸化炭素などの気体成分が気泡として出始めて噴火が起こります。
(2)C
噴火の時にふき出されたマグマがもとになって出来た物質です。
・火山ガス…大部分は水蒸気で、その他に二酸化炭素二酸化硫黄などが含まれる。
・火山灰…粒の直径が2ミリ以下の噴出物。
・火山れき…粒の直径が火山灰より大きい噴出物。
・火山弾…吹き飛ばされたマグマが空中で固まったもの。
・溶岩…マグマが地表に流れ出たもの。
・軽石(かるいし)…白っぽく軽い噴出物。マグマが気体成分から抜け出した後が穴になって残っている。
(3)A
マグマのねばりけが弱いと、溶岩は広がって流れるため、傾斜の緩やかな形になる。
マグマのねばりけが強いと流れにくいためもり上がり、おわんをふせたような形になる。
マグマのねばりけが弱いと気体成分をぬけ出しやすいため、溶岩を穏やかに流し出し噴火をする。
マグマのねばりけが強いと激しい爆発を伴う噴火をする。
ねばりけの弱いマグマから出た火山灰や岩石は黒っぽい色になることが多い。
ねばりけの強いマグマからできた火山灰や岩石は白っぽい色になることが多い。
(4)A:㋒ B:㋐ C:㋑
【問3(化学)】
【1】
(1)溶質
・溶媒…溶質を溶かしている水
・溶解…溶質が溶媒に解ける現象。溶け切った液を溶液といいます。全体の質量に変化はありません。
・水溶液…水に物質が溶けた液体です。
(2)溶媒
(3)㋑
物質は、たいへん小さな粒子からできています。物質が水に溶けると、集まっていた物質の粒子がばらばらに分かれ。水の粒子の間に入り込みます。このため、目には見えなくなります。ばらばらになった粒子は、散らばって動き回っています。このため、時間がたっても下のほうに集まってくることはありません。
【2】
(1)物質を溶かしている液体
(2)液体に溶けている物質
(3)透明ではないから。
色のついたもの(硫酸銅水溶液は青色など)とついていないものがありますが、どちらも透きとおっています。水溶液の性質は、溶けている物質(溶質)によって変わります。
【問4(物理)】
(1)エ
(2)340m/s 距離は、85×2ですね。反射してる。=往復 したがって、170÷0.5=340となります。
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