中学国語「指示語の要点まとめ」です。今回は、国語の読解問題対策として、指示語が指す内容について、簡単にまとめておきます。指示語とは、俗にいう「こそあど言葉」であり、「これ・それ・あれ・どれ」や「この・その・あの・どの」などをの言葉をいいます。何かを指し示すときに使う言葉ですね。
指示語のはたらき
指示語は、ものだけでなく、文章中の語句・事柄・文全体、段落全体を指し示す場合もあります。
- 同じ言葉の繰り返しを避けて、文を簡潔にするはたらきがあります。
<例>
(指示語なし)青春。年老いても、情熱があれば、青春があると言える。
(指示語あり)青春。年老いても、情熱があれば、それがあると言える。 - 指示語のある文と指示する内容のある文をつなぎ、文章の道筋を作ります。
<例>
彼女は優しい。それは、彼女の長所の一つです。
→「それ」が指すのは、「彼女が優しいということ」です。
指示語が指す内容
原則、指示語が指す内容は、指示語のより前の文や段落にあることが多いです。ですので、解法の手順としては、「直前」「それ以前」「あとの文」の順番でさがし、その内容を見つけたら、指示語にあてはめて、文脈が正しいか確かめましょう。
<解法パターン>
- 指示語が文の初めにあれば、直前の文の語句や内容を指すことが多い。
- 指示語が文の途中にあれば、同じ文の語句や内容を指すことが多い。
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