高校受験対策社会「歴史の宗教史の対策問題」です。
歴史の宗教史の対策問題(中学歴史)
次のA~Eの文を読んで、あとの問いに答えなさい。
A;律令制が確立すると,成人男子が負担する布や特産物を納める( 1 )や庸などの税が地方から都へ運ばれ,この富を背景に平城京やa東大寺などがつくられた。
B:法然が、ただひたすら念仏を唱えればだれでも極楽浄土に生まれ変われると説く浄土宗を開くなど, b新しい仏教がおこった。
C:室町時代に農業が発達すると、農村では有力な農民を中心に( 2 )とよばれる自治組織がつくられた。
D:江戸幕府はキリスト教の禁止と貿易統制のためc鎖国を進め、3代将軍( 3 )のとき鎖国体制が固まった。
E:( 4 )景気とよばれた朝鮮戦争にともなう好景気で活気を取りもどした日本経済は,やがて高度経済成長をむかえた。
B:法然が、ただひたすら念仏を唱えればだれでも極楽浄土に生まれ変われると説く浄土宗を開くなど, b新しい仏教がおこった。
C:室町時代に農業が発達すると、農村では有力な農民を中心に( 2 )とよばれる自治組織がつくられた。
D:江戸幕府はキリスト教の禁止と貿易統制のためc鎖国を進め、3代将軍( 3 )のとき鎖国体制が固まった。
E:( 4 )景気とよばれた朝鮮戦争にともなう好景気で活気を取りもどした日本経済は,やがて高度経済成長をむかえた。
(1) 文中の 1 ~ 4にあてはまる語句を書け。ただし、1は漢字1字で書くこと。
(2) 下線部aについて、仏教の力で国家を守るため、東大寺の大仏をつくることを命じた天皇はだれか。
(3) 下線部bについて、浄土宗などの新しい仏教が武士や民衆に広く受け入れられていったのは、これまでの仏教と異なり、その教えにどのような特色があったからか。簡単に書け。
(4) 下線部cについて、鎖国の体制が固まるまでの次のア~エのできごとを年代の古い順に並べかえよ。
ア 日本人の海外渡航を全面的に禁止した。
イ 幕領に禁教令を出した。
ウ オランダ商館を長崎の出島に移した。
エ 島原・天草一揆がおこった。
歴史の宗教史の対策問題(中学歴史)の解答・解説
(1)
1調
2惣(惣村)
3徳川家光
4 特需 (特殊需要)
4 朝鮮戦争に出動したアメリカが大量の軍需物資を日本で調達したため、日本経済は好景気となった。この特需景気により、経済復興が早まった。
(2)聖武天皇
聖武天皇は国ごとに国分寺と国分尼寺を建て、都に東大寺を建てた。
(3)(例)わかりやすく、実行しやすいという特色があったから。
これまでの仏教の特色を振り返る。奈良時 代の仏教は難しい学問の要素が強く、民衆には遠い存在であった。平安時代初期に伝わった天台宗と真言宗は、人里はなれた山奥の寺での厳しい修行を重 視したので、これもまた民衆は手を出しにくかった。他方、浄土宗などの新しい仏教は、教えが簡単でわかりやすく、念仏や題目を唱えるだけでよいなど、実行しやすかった。こうした点から、鎌倉時代には 新しい仏教が武士や民衆に広まっていった。
(4) イ→ア→エ→ウ
アは1635年,イは1612年,ウは1641年,エは1637年のできごとである。
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