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高校入試作文「将来の夢・進路の書き方」

高校入試作文「将来の夢・進路の書き方」です。

「十年度の私」というテーマで、あなたの意見を600字以内で述べなさい。

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将来の夢・進路の書き方

十年後、私はきっと蕎麦屋の経営者になっているだろう。母と一緒に私たちの蕎麦屋を運営するのが、私の夢だ。母は女手一つで私を育ててくれた。父は私と妹を残して早く亡くなり、母は若いころに身につけた料理の腕を生かして、蕎麦屋で働きながら私たちを支えてくれた。「手に職を持っているからこそ生きてこれた」というのが母の口ぐせで、そんな母の背中を見ながら、いつの間にか私も蕎麦屋を経営したいと思うようになった。

蕎麦屋は、人々に美味しい食事を提供する仕事だ。お客様に喜んでもらえるのが何よりのやりがいで、手間暇かけて作った蕎麦が多くの人々を笑顔にする瞬間が素晴らしいと感じている。お客様一人ひとりの好みを理解し、それに応じた料理を提供できる、そんな温かい店を作りたいと思っている。

高校を卒業したら、まずは調理の専門学校に通うつもりだ。そこでしっかりと技術を身につけ、社会に出たらまずはインターンとして働いて経験を積む。実力をつけ、資格を取得しながら少しずつお金を貯めていきたい。すぐに自分の店を持つのは難しいだろうけど、いつか自分の蕎麦屋を開き、母と二人で店を切り盛りするのが夢だ。そして、日本で名を上げたら、いずれは海外にも進出してみたい。例えば、アメリカで蕎麦文化を広めることができたら、多くの人に日本の食文化を知ってもらえるだろう。

「手に職をつける」ことだけではなく、その先にある大きな目標に向かって努力を続けたい。これが私の夢だ。しかし、その夢を実現するには、少なくとも十年以上の努力と時間が必要だろう。

将来の夢・進路の書き方のポイント

「夢」を語るとき、「私の夢は、航空機の機長になりたい。」といった書き方をよく見かけます。これは正しい表現ではありません。
・「私の夢は」というときは、「…になることだ。」の形で文をとめる。
・「なりたい」を使うときは、「私は…になりたい。」の形です。
これをまぜてはいけないのです。
「夢」は、大きければいい、大きい方がいい、というわけでもありません。小さい夢でも、大丈夫です。問題は、「夢」を実現させるための道すじが述べられているかどうかです。そこに具体性がない 「夢」は、単なる「空想」となります。どんな努力をしようとしているのかをきちんと書こう。実現への姿勢を示そう。

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