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高校入試小論文で差をつける!ポイントとコツを徹底解説

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高校入試小論文で差をつける!ポイントとコツを徹底解説です。高校入試の小論文は、合否を左右する重要な試験科目の一つです。しかし、多くの受験生にとって、「何を書けばいいのか分からない」「どのように構成すればよいか迷う」といった不安がつきまといます。小論文は単なる知識を問う問題ではなく、自分の考えを的確に伝える力が求められるため、対策なしで臨むのは非常に危険です。

この記事では、小論文で高得点を狙うための基本的なポイントや、すぐに実践できるコツを徹底解説します。「書き方が分からない」と感じている方でも、この記事を読むことでスムーズに書けるようになるはずです。一歩リードして、入試本番でしっかりアピールできる力を身につけましょう!

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小論文で高得点を取るための基本ポイント

入試小論文には、書き方のマナーがある。それをきちんと守らなくてはいけない。「です・ます」と「だ・である」を交ぜて書いてはいけない。場合によっては、それだけで文章力が ないと判断されるかもしれない。「です・ます」も感心しない。「です・ます」は、友達や先生など、よく知っている人に向かって語るときの書き方だ。知らない人に向かって意見を言うような場合は、「だ・である」を使うのが原則だ。人によっては、「『だ・ である』を使うと、乱暴な感じがする」「生意気に思われそう」と心配する人がいるが、そんなことはない。

一文を短く

一文が長いと、どうしても主語と述語の関係がはっきりしなくなってしまう。一文を短くして、主語・述語を意識しながら書くべきだ。また、たとえ正しい文にできたとしても、だらだらしてしまうことが多い。一つの文が短いほうが、読む人にもわかりやすい。できるだけ短い文で書くようにするのが、うまい小論文を書くコツだ。

会話を使わない

小論文には会話は使わないのが原則だ。時に「『ボランティアを学校でやらされるなんていやだ』と言う人がいる。だが、私は『そんなことはない』と思う。」などと会話を織り交ぜて書かれている文章を見かけるが、そのようなものは高く評価されない。 あくまでも地の文で書く必要がある。

流行語・略語・俗語は使わない

友達への手紙やメールなら、いくら流行語や略語を書いてもかまわない。絵文字を使うのも、もちろんかまわない。だが、小論文にそのようなことを書いてはいけない。どうしても使うときには、「 」などを使って、それが自分の言葉でないことを明らかにする必要がある。「うざい」「キモい」「超」などの流行語、「ゲーセン」「ゲキうま」などの略語は、つい使ってしま うことがあるので、気をつけること。また、受験生の多くが、俗語表現と知らずに、「だって」「とか」などを使っているようだが、そうした用法にも間違いが多い。ら抜き言葉(れる・られる)にも注意する必要がある。ともかく小論文は、新聞に書かれているような、よそ行きの言葉で書くようにすること。

?や!を使わない

小説などでは、文中に?や!が使われるが、小論文では使わない。?や!は本来の日本語にはないからだ。

自分のことは「私」と書く

自分のことは、男女を問わず、「私」と書くのが小論文にふさわしい。「私」を使うのに抵抗を感じる男子は「僕」でもかまわないが、「俺」「自分」は使うべきではない。

きちんと説明を加える

小論文というのは、自分の主張を説明し、なぜそうなのかをきちんと説明する文章だ。決め付けたり、「…だと思う」で済ませたりしてはいけない。なぜそう思うのか、なぜそういう主張をするのかを説明しなければならない。

弁解しない

よく、「もっと真面目に考えなければいけない」などといった説教を書く人がいる。だが、それでは小論文にならない。小論文というのは、ある出来事がどんな事情で起こって、今どのようなことが出来事の根本にあるかなどを述べる場所なのだ。攻撃したり、説教したりする場所ではない。また「すばらしい」「美しい話だ」などとほめちぎるのも、「こんなひどい目にあった」という体験談を書くのも、一方的という面では変わりがない。

ときどき、謙虚さを示そうとして、「私にはこんな難しいことはわからないが」とか、「これまで、このようなことは一度も考えたことがないが」などと書く人がいる。また、書き終わったあとに「何が言いたいかわからなくなってしまったが」などと書く人もいる。しかし、そのような弁解じみたことは、小論文を書くルールに反する。

心の底では、自分の意見に自信を持てずにいても、それを表に出してはいけない。本当はどうであれ、 はっきりと意見を言わなければならない。それが小論文を書くルールだ。

字数に応じて具体例を加える

抽象的なことを書いたら、具体例を加えるのが原則だ。読んでいる人に、「具体的にこのようなこと を言おうとしている」ということがわかるように、具体例を示すわけだ。具体例は、課題によっては自分の体験のこともあるだろう。新聞やテレビで見たことの場合もあるだろう。ただし、小論文の制限字数が一五〇字の場合には、あまり長く具体例を書く字数の余裕はない。逆に、六〇〇字で書く場合には、具体例を少し長めに書く必要がある。字数に応じて具体例の説明の長さを調整するようにする。

型を利用する

小論文は「型」に当てはめて書くと、うまく書けることが多い。本番の小論文入試を受ける場合、試験場で問題が配付されて短い時間内に小論文を書かなければならない。 「どんな構成にしようか」「どんな文体で書こうか」 などと考えている時間はない。それよりは、 いつも同じ型を用いて、それに当てはめて書くほうが、ずっと効率的だ。型に基づいて書く練習を普段 からしておいて、本番でも練習どおりに書けばよい。

「型」というと、まるで個性がないのように思われる。だが、ここでいう「型」とは、論理的に書く 手順のことだ。論理的に説明するには、決まった手順がある。それを守って書くと、わかりやすくなり、 論が深まる。

<型の例>
・主張(結論)→根拠(理由)
・問題提起→主張→展開(根拠・理由・具体例)→結論
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字数制限について

小論文や作文の課題には必ず「制限字数」がある。これは絶対制限字数に守らなければならない。 指定された字数を守れるかどうかで点数が左右される。指定された字数の九割以上は書きましょう。

「○○字以内」とあれば、必ず字数以内に書く。できれば、制限字数の九〇パーセント以上、つまり、 「二〇〇字以内」のときには一八〇字以上、「六〇〇字以内」のときには五四〇字以上を書くのが望ましい。しかし、八〇パーセントを超えていれば、一応は許してもらえるだろう。ただし、半分以下しか書いていない場合は0点にされる恐れがある。 絶対にそのようなことのないよ うに気をつける必要がある。

「○○字以内」でオーバーは0点

「○○字以内」とされているのに、その字数を超えた場合は、たとえ一字でも0点にされるのが原則だ。 一字くらいなら大丈夫だろうなどとは思わないこと。

「○○字程度」は制限字数プラス・マイナス10%

「○○字程度」という場合には、プラス・マイナス一〇パーセントが望ましいが、二〇パーセント程 度は許してもらえるだろう。 「○○字」という場合、ごく特殊な場合を除いて、句読点やカッコ、ある いは段落がえによって生じた空白も字数に含める。

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時間配分

実際の試験で最も大事なのは時間配分だ。これに失敗すると、半分も書かないうちに時間切れになることがある。余裕を持って書き終えられるようにしよう。

1.開始と同時に時間配分をメモする

試験前に、あらかじめ自分が原稿用紙を埋めるのにどのくらい時間がかかるかをつかんでおいて、それを中心に全体の時間配分をする。問題を見たら最初に時間配分を考え、すぐメモ用紙にそれを書く。

2.課題文などの読み取り時間はよく考えて

課題文や資料が出た場合、それらの読み取りにあてる時間も前もって決めておく。難しい文章が出題 されたときなど、読解に時間をかけすぎて書く時間がなくなることがある。読み取りの時間が終わったら、読解が不十分でも、これと決めた内容で書くほうが賢明。たとえ的外れな内容でも、白紙よりは合 格のチャンスがあると思うべきだ。

3.長めの小論文を書くときには、下書きはしない

短めの小論文の場合には、下書きをして字数調整をする必要がある。しかし、長めの小論文の場合、下書きは、時間に余裕のあるとき以外する必要はない。下書きをしていた のでは、時間切れになってしまうことが多いからだ。構成をしたら、なるべく下書きをしないで書く練習をしておくとよいだろう。

4.大きな直しには手をつけない!

推敲は、誤字や脱字や文法的におかしい部分を改めるだけにとどめる。時間ぎわになってあわてて 大幅に書き直してもよいことはない。内容には目をつぶって、明らかな誤りだけを改めるべきだ。

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読点の打ち方

1.主語が長くなったとき

読点(、)の打ち方には規則はないので、打ち方によって減点されることはないだろう。だが、読点は少なすぎ主語が長くなったときに、主語のあとに打つても多すぎても、読みにくい文になるので注意しよう。

2.重文では、接続助詞のあとに打つ

(例)地方の山間部では過疎化が深刻化しているが、都市部では過密化が問題視されている。

※重文…主語述語の関係が二つ以上あり、それが並立している文。
※接続助詞…主に活用する言葉(用言や助動詞)について、前後の文節や文をつなぐ働きをする。順接・逆接・並立などの関係を表す。「のでから・が・つつ」などがある。

3.「そして」「しかし」「したがって」などの接続詞のあとに打つ

(例)しかし、環境は悪化するばかりだった。

4.名詞などを列挙する場合に打つ

(例)日本、韓国、中国、アメリカがその会議に参加した。

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マス目の埋め方

1. 制限字数が一五〇字以内のとき

マス目の埋め方には明確な基準があるわけではないが、次のように考えるのが一般的だとされている。制限字数が一五〇字以内のとき 一五〇字以内で書かれたものは、ひとまとまりの「文章」とはみなされない。だから、マス目があっても、それは字数を数えるためのものであって、「原稿用紙」ではないということになる。つまり、ひとマスあけないで書き始めて、行の冒 頭に句読点をつけてもよい。この字数の場合には段落がえはしない。

2.制限字数が一五一字から三〇〇字以内のとき

学校によって判断が分かれる「段落がえをしないで、ひとマス目から書きなさい」「原稿用紙の書き方を守りなさい」というような注意書きが問題文中にあることも多いので、そのときはそれを守って書くのが原則だ。注意書きがない場合、どちらの書き方でも減点はされないことが多いが、学校によって は原稿用紙の書き方を守らせようとしているところもあるので、念のために、原稿用紙の書き方を守るほうがよい。

3.三〇〇字を超える場合

三〇〇字を超えて書く場合は、指示がなければ「文章」とみなし、「原稿用紙の書き方」を守る。

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