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高校入試中学理科「試薬の種類・性質・変化をマスターする重要問題」

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高校入試中学理科「試薬の種類・性質・変化をマスターする重要問題」です。高校入試の理科では、「試薬の種類・性質・色の変化」に関する問題が頻出です。リトマス紙やBTB溶液、フェノールフタレイン溶液などの指示薬に加え、ヨウ素液やベネジクト液といった特定の物質を検出する試薬も重要なポイントとなります。試薬ごとの性質や反応の違いを正しく理解し、色の変化をしっかり覚えておくことが、得点アップにつながります。

本記事では、高校入試でよく出題される試薬の特徴を整理し、重要問題を通して理解を深めるための対策を紹介します。試薬の性質を確実にマスターし、入試本番で自信を持って問題を解けるように準備しましょう!

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【問題】いろいろな試薬に関する対策問題

【問1】次のア~エの試薬について、あとの問いに答えなさい。

[ア:塩化コバルト紙  イ:石灰水  ウ:ヨウ素液  エ:ベネジクト液]

(1) 炭酸水素ナトリウムを試験管に入れて加熱したところ、気体が発生し、試験管の口には液体がついていた。
気体が何であるかを調べるには、ア~エのどの試薬を用いるか。 また、そのときの結果はどうなるか答えなさい。

(2)液体が何であるかを調べるには、ア~エのどの試薬を用いるか。また、そのときの結 果はどうなるか答えなさい。

【問2】デンプンを入れた水に、だ液を入れ、40°Cで保温した。5分後、この溶液に糖がいくつかつながったもの麦芽糖など)ができていることを確かめるには、ア~エのどの試薬を用いるか。 また、そのときの結果はどうなるか答えなさい。

【解答・解説】いろいろな試薬に関する対策問題

<確認>

試薬 塩化コバルト紙 石灰水 ヨウ素液 ベネジクト液
使い方 液体につける。 気体を通す。 葉などにかける。 液体に加えて加熱する。
結果 青色→赤色 (桃色) 白くにごる。 青紫色に変化する。 赤褐色の沈殿ができる。
わかること 液体は水である。 気体は二酸化炭素 である。 デンプンがある。 糖がいくつかつながったもの(麦芽糖など)がある。

【問1】
(1)記号…イ / 結果…白くにごる。
(2)記号…ア / 結果…赤色 (桃色) に変化する。

炭酸水素ナトリウムの熱分解では、炭酸ナトリウム、二酸化炭素、水ができる。二酸化炭素は石灰水を白くにごせる。水は、青色の塩化コバルト 紙を赤色 (桃色) に変える。

【問2】
記号…エ / 結果…加熱すると赤褐色の沈殿ができる。

だ液によってデンプンは糖がいくつかつながったもの(麦芽糖など)に分解される。よって、この溶液にベネジクト液を入れて加熱すると赤褐色の沈殿ができる。

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