高校英語「英文法のポイントまとめ」です。普段の勉強から共通テスト・大学受験対策にご利用ください。
高校英文法のポイントまとめ
高校で履修する「英文法」について、まとめています。
文型
文型は、英文法の柱になります。形は、5つ。全ての文は、その5つの文型のいずれかになるわけですから、その語順さえつかんでしまえば、文の大意はつかめますし、スラッシュリーディングやフォトリーディングするにせよ、5文型をしっかりおさえておくことで、それのリーディング手法が生きるというものです。
第1文型
主語+動詞のカタチをとる文です。第1文型の動詞は、完全自動詞と言って、後に補語、目的語を取らないことがポイントです。以下にまとめていますので、参照ください。
(1)He came to Japan last year.彼は去年、日本に来た。
(2)There is a pen on the table.テ-ブルの上にペンがある。
(1)のような例文において、修飾語と目的語、修飾語と補語を混同しないように気をつけましょう。
以下のようなものは、修飾語ですので、目的語にはなりません。
- 前置詞句 – on the table, at school, in June, of the team など
- 時・場所を表す副詞 – then, yesterday, last night, there, hereなど
- 頻度を表す副詞 – always, usually, sometimes など
(2)のような例文のThere is 構文は、1文型となります。
第2文型
ポイントは、主語と補語の関係は、イコール(=)であるということ。補語は、主語(名詞)を修飾、説明しているので、名詞や形容詞が多いです。
また、動詞は、be動詞、look(~に見える)appear(~に見える)といった「~であるという状態を表す動詞」、become(~になる)といった「~になるを表す動詞」、smell(~の匂いがする)、feel(~の感じがする)、taste(~の味がする)など「感覚を表す動詞」がきます。※一番最後に詳しくまとめています。
(1)She became a teacher ten years ago.彼女は、10年前、先生になった。 (she = a teacher)
(2)The girl looks very pretty.少女は、とてもかわいく見える。(The girl = pretty)
- sound + C (Cに聞こえる)
- remain, keep + C (Cのままである)
- become, grow + C (Cになる)
- seem, appear + C (Cのようにみえる)
- taste + C (Cの味がする)
- prove, turn out + C (Cと判明する)
- smell + C (Cの匂いがする)
- feel + C (Cと感じる) など
第3文型
主語+動詞+目的語の順。目的語は、前置詞を伴わないので注意が必要です。
(1)I have visited Kyoto three times.私は、3回、京都を訪れたことがある。
(2)My sister plays the guitar in her room.彼女は部屋でギターを弾く。
第3文型の目的語は、S ≠ O の関係にあり、名詞か名詞相当の句・節です。大抵、「~を」と訳すことができ、「他動詞」につづき、「動作の対象」を表すものなのです。
そもそも、補語と目的語の違いを理解していれば済むことですが、主語との関係が「=」であるかないかも見分け方の1つになります。
- She plays tennis. (3文型)
- She looks happy.(2文型)
- She is in the room. (1文型)
それぞれの見極めができると大丈夫です。
第4文型
(1)He gave me a book.彼は、私に本をあげた。
(2)He teaches us English.彼は、私たちに英語を教えた。
第4文型から、第3文型の書き換えは、必須です。さきほどのそれぞれの例文を第3文型にしてみます。(1)He gave a book to me .
(2)He teaches English to us .
今回は、どちらも「to+人」でしたが、「for、of」になるときもあるので注意。
(1)to がくる動詞… tell, give, show, teach, send,など
(2)for がくる動詞… buy, make, find, get, choose, cook,など
(3)of がくる動詞… askのみ
- toを用いるときは、相手がいて成り立つ動詞。(例)teachは、相手がいないと教えられません。
- forを用いるときは、1人でも成立する動詞。(例)buyは、1人でもできる行為。
第5文型
(1)They named the dog Po.彼らは、その犬をポと名付けた。(the dog = Po)
(2)I found him honesty.私は、彼が正直だとわかった。(him = honesty)
O(目的語)とC(補語)の間には、主語-述語の関係であるとも言えます。
5文型を作る代表的な動詞
- find + O + C(OがCだとわかる)
- make + O + C(OをCにする)
- leave + O + C(OをCのままにしておく)
- think + O + C(OをCと思う)
- keep + O + C(OをCにしておく)
- believe +O + C (OをCと思う)
- call + O + C (OをCと呼ぶ)
- name + O + C(OをCと名づける)
など
不定詞と動名詞
- 不定詞は、未来志向
- 動名詞は、過去志向
であることを念頭に置いておきましょう。
意味上の主語
- (例文)I want to help her.
to不定詞の意味上の主語は、文の主語か目的語であることが多い。(cf. I promised her to help her.)
- I want you to help her.
- It’s easy for you to pass the exam.
- It is kind of you to say so.
- Do you mind opening the door ?
- Do you mind my opening the door ?
動名詞の意味上の主語は、文の主語か、動名詞の直前の(代)名詞である。「一般の人々」を指す場合 には明示しない。(ex. Seeing is believing.)
動詞の目的語
動詞によって、目的語に不定詞をとるか動名詞をとるか決まっている。
(例文)Would you mind my smoking here?
<動名詞をとる動詞>
- avoid
- consider
- deny
- enjoy
- give up
- finish
- postpone
- stop
など
<不定詞をとる動詞>
- choose
- decide
- expect
- hope
- manage
- mean
- plan
- pretend
- wish
など
<両方をとる動詞>
- attempt
- bear
- begin
- intend
- like
- love
- start
など
forget/remember/regret/tryの使い方
- I remembered seeing him.
- I remembered to see him.
目的語が動名詞か不定詞かで意味が異なる動詞がある。動名詞は述語動詞よりも「過去」のことを、不定詞は「未来」のことを表す。
(前置詞 to+動名詞)の形をとる重要表現
- be accustomed[used] to ~ing
- look forward to ~ing
- object to ~ing (例)I object to giving him so much money.
- with a view to ~ ing
- What do you say to ~ing ? etc.
不定詞・動名詞の表す「時」
(例文)he seems to have been a teacher. =It seems that she was has been a teacher.
完了形は述語動詞または主文の動詞の表す「時」よりも前に起こった事柄を表す。
- I am ashamed of having done (= I am ashamed that I did) such a silly thing.
cf. I remember seeing(= I remember that I saw/have seen) the girl somewhere.
(例文)I hope to see you again. =I hope that I will see you again.
to不定詞がhope,expect,promiseなどの目的語となる場合は、動詞の表す「時」よりも後に起こる事柄を表す。
同じ動詞でも、動名詞と不定詞で意味が異なる
- 動詞+~ing 「(すでにしたこと)をVする」<過去的>
- 動詞+to不定詞「(これからすること)をVする」<未来的>
<例文>
- I remember hearing the tune before.(私は、以前、この曲を聴いたのを覚えている。)<過去的>
- Remember to feed the dog.(犬に餌をやることを覚えていなさい。)<未来的>
比較級の用法
- The higher we go up, the colder the air becomes.
比較級にtheを用いる場合
- He is the taller of the two. (2人のうちの~の方)
- I like her all the better for her faults. (~のためにそれだけますます~)
ラテン語系の比較級
- (例文)She is superior to me in math.
ラテン語系の比較級(superior、inferior、junior、senior)ではthanではなくてtoを伴う。
最上級の用法
- Osaka is the third largest city in Japan.
最上級を用いた慣用表現
- To the best of my knowledge, he is the best player on our team. (私の知る限り)
- You should study for at least three hours a day. (少なくとも)
比較の書き換え
原線→比較級→最上級の書き換え
- No (other) mountain in Japan is as high as Mt. Fuji.
= Mt. Fuji is higher than any other mountain in Japan.
= Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
最上級の注意点
- (例文)This lake is deepest at this point.
同一物の比較で、最上級が補語のとき、ふつうtheをつけない。
最上級にtheを用いない場合
- He can run(the) fastest in our class. (副詞の最上級。《米》ではtheをつける方が多い)
- This is Japan’s most popular summer resort. (所有格がtheの代用)
- She is a most kind woman. (most=very)
even「〜さえも」
- The wisest man makes mistakes.
最上級にeven「〜さえも」を補って解釈する場合がある。前後関係から判断することができる。
等級(as~as)の文
- Ken is as old as Akira.(ケンは、明と同じ年です。)
- You can run as fast as Akira.(あなたは、明と同じくらい速く走れます。)
- I am no as tall as Akira.(私は、明ほど背が高くない。)
等級(as~as)の文の否定文は、「not as~as…」で「…ほど~でない」となります。
倍数の表し方
「as~as…」の前に、「数+times」(…倍)をおきます。
- A is three times as long as B. (Aは、Bの3倍の長さです。)
※2倍のときは、twiceを使用することが一般的です。
- A is twice as long as B. (Aは、Bの2倍の長さです。)
関係詞の非制限用法
関係代名詞のwho,whichおよび関係副詞のwhen,whereには非制限用法がある。
- At the station I met Takao, who is my old friend.
非制限用法の関係詞は前にコンマをつける。先行詞を補足・説明する働きをする。that,who,why,howにはこうした用法はない。「文末につける用法」と「文の途中に入れる用法」がある。
- I went to the museum, where I saw Yuka.
- My father, who is now in England, will come back soon.
非制限用法の場合は目的格であっても省略することはできない。
(見比べる)This is the girl (whom/that) Tom is going to marry.
句と節
非制限用法のwhichの先行詞は、前出の文の一部(句)や全体(節)になることがある。
- He changed his mind, which made her very angry.
- She tried to open the window, which she found impossible.
whatはそれ自身に先行詞
- Just tell me what you think.
whatはそれ自身に先行詞を含む関係代名詞である。➊that which,➋the thing(s) whichと置き換えることができる。直訳すれば「~すること/~するもの」となる。
whatは関係形容詞
- I gave her what (little) money I had.
whatは関係形容詞として、「少ないながらもすべての~」(=all the~that…)の意味を表す。few,littleなどを伴うことがある。
目的語になる制限用法の省略
- This is the house(which/that) we bought last year.
動詞・前置詞の目的語になる制限用法の関係代名詞は省略できる。また関係副詞のwhen,whyも省略されることがある。
- This is the house in which I was born. → This is the house (which/that) I was born in.
- Sunday is the day (when) I am quite free. There is no reason(why) you should do it.
主格の省略
- There is a man at the door (who) wants to see you.
関係代名詞の主格が省略できる場合がある。(上の文はThere is 構文の場合。)
- Tokyo is not the city (which/that) it used to be fifty years ago. (関係代名詞が be 動詞の補語)
関係代名詞as,than,but
- As is often the case with him, he is absent today.
- Read such books as will benefit you.
asは先行詞の前に、such,the same,as,soなどを伴う相関的な用法と、主節の一部や全体を先行詞とする用法がある。
比較級の相関
- Her father gives her more money than is necessary.
thanは先行詞に比較級を伴って、相関的に用いられる。
複合関係詞
関係詞に-everのついたものを複合関係詞という。
- I’ll do whatever (= anything that) you ask me to do.
複合関係代名詞は名詞節を導く。
- You may take whichever shirt you like.
複合関係代名詞には形容詞用法もある。
<格の違いに注意>
- He told the story to whoever (= anyone who) would listen.
- He told the story to whomever (= anyone whom) he met.
複合関係副詞
- Wherever (= No matter where) you go, I’ll follow you.
関係副詞when,where,howに-everのついたものは複合関係副詞と呼ばれ、「譲歩」を表す副詞節を導く。
関係詞の注意すべき用法
- I saw a man who I thought was his brother.
関係代名詞の後に
<格の違いに注意>
- That is the man(who/that) I hear is very interesting.
- That is the man(whom/that) Ihear she loves.
二重限定
- There is nothing that I know which he doesn’t know.
2つの制限用法の関係代名詞が、接続詞を伴わずに同じ先行詞を修飾する用法を(関係代名詞の二重限定〉と呼ぶ。先行詞nothingを関係代名詞that,whichが修飾している。
関係副詞の省略
- That is (the point) where you’re mistaken.
- This is how(= the way) he solved the problem.
関係副詞には先行詞を省略する用法もある。howの場合はもともと先行詞がなく、howかthe wayのどちらか一方だけを用いる。
reason why
関係副詞whyは先行詞に必ずreasonを取るので、reason why ~で「~する理由」の意味だと覚えておけばよい。また、the reason whyのthe reasonは省略できます。また、the reasonを用いる場合は、whyを省略できる。
仮定法
基本の形は、
I wish S+過去形 (今)~であればいいのになあと思う。「仮定法過去」
(例文)I wish I had wings to fly.(私に空を呼ぶ翼があればいいのになあ)
I wish S+過去完了形 (あのとき)~だったらよかったになあと思う。「仮定法過去完了」
(例文)I wish I had been kind to her then.(あのとき彼女にやさしくしていたよかったのに)
事実を述べる通常の文と異なり、仮定法は時制が和訳文と一致しない点がポイントです。
仮定法過去
現在の事実に反対の仮定の文のとき、形は過去形でも、意味は「現在」です。事実は「現在」にあります。
If + S + 過去形~, S + (would, should, could, might) + 原形~ (もし、Sが~なら、Sは~なのに)※If節のbe動詞は通常 were
- (仮定)If I were you, I would be a soccer player.(もし、私があなたなら、私はサッカー選手になっているでしょう。)
- (事実)As I am not you, I am not a soccer player.(わたしはあなたではないので、私はサッカー選手ではない。)
仮定法過去完了
過去の事実に反対の仮定の文のとき、形は過去完了形でも、意味は「過去」です。事実は「過去」にあります。
If+S+had+p.p.~,S + (would, should, could, might) +have+p.p.~(もし、Sが~だったら、Sは~だったのに)
- (仮定)If I had had enough money, I could have bought it.(もし十分なお金があったなら、私はそれを買えていたのに。)
- (事実)As I didn’t have enough money, I couldn’t buy it.(私は十分なお金が無かったので、それを買えなかった。)
仮定法未来
未来の事実に反対の仮定の文は、「実際にはそのようなことはありえないが、」という意識が話者の心の中にあります。意味は「未来」です。
If+S+should (were to) +原形~,S + (would, should, could, might) +原形~(もし、万一Sが~ならば、Sは~なのに)
If節がshouldの場合will, can, may なども可です。
- (仮定)If it should rain tomorrow, I would not go out.(万一明日雨なら、私は出かけるつもりはない。)
- (事実)「明日、雨はまず降らないだろう」という意識。
分詞
分詞の用法には、限定用法と、叙述用法があります。
- 限定用法…名詞を修飾する用法です。
- 叙述用法…分詞が補語になる用法です。①S+V+C と②S+V+O+C の2通りがあります。
分詞の限定用法
- 分詞1語が名詞を修飾する場合。【分詞+名詞】分詞は名詞の前に置きます。
- 分詞に他の語句が伴って名詞を修飾している場合。【名詞+分詞+他の語句】分詞に他の語句が伴って名詞を修飾している場合、分詞は名詞の後に置きます。
That running man is my cousin.(あの走っている人は私のいとこだ。)
He is reading a book given by his father.(彼は父にもらった本を読んでいる。)
現在分詞と過去分詞の区別
- 他動詞の場合…分詞と名詞が能動関係なら、分詞は現在分詞( ~ing ) /分詞と名詞が受動関係なら、分詞は過去分詞です。
- 自動詞の場合…進行(~している)を表すものは、現在分詞( ~ing )/完了・状態を表すものは、過去分詞になります。
確認自動詞:目的語を必要としない動詞/他動詞:目的語を必要とする動詞
分詞の叙述用法
<SVC>や<SVOC>のC(補語)の部分に分詞が来る用法が叙述用法となります
- S+V+C(分詞)…The boy came running .(その少年は、走りながら来た。)
- S+V+O+O(分詞)…
- 知覚動詞+O+C(see (見る), hear (聞く), feel (感じる), watch (見る) など)
接続詞
等位接続詞…句や節を対等な関係で結ぶ接続詞です。and, but, or, forなどが代表的
従位接続詞…主節と従属節を結ぶ働きをする接続詞のことです。主節とは文の中心となる主要な節で、従属節はその主節に対し名詞節、形容詞節、副詞節の働きを持って意味をつけます。
相関接続詞…離れた語句が呼応しあって1つの接続詞のはたらきをします。
群接続詞…2語以上で1つの接続詞のはたらきをするもの。
等位接続詞
- Bread and butter is my favorite style.(バター付きパンが私の好きなスタイルだ。)
- Go straight, and you will find the station.(まっすぐ行きなさい、そうすれば、駅につきますよ。)
- Hurry up, or you will miss the last train.(急ぎなさい、そうでなければ終電に乗り遅れます。)
- He studies not home but in the library.(彼は家でなく、図書館で勉強している。)
等位接続詞の慣用表現
- 肯定文~, so + V + S 「~だ、SもまたVだ。」⇒He went there,so did I.(彼はそこへ行った。私もまた行った。)
- 否定文~, neither (nor) + V + S 「~でない、SもまたVでない。」⇒She isn’t a
- teacher, neither am I.(彼女は先生ではない。私もまた先生でない。)
- ,for S+V ~ 「というのは、SがVだからだ。」⇒I don’t know where to go, for I am a stranger here.(どこへ行けばよいのかわからない。というのも、私はこの辺の地理がわからないからだ。)
従位接続詞
- 【名詞節を導く】It is certain that she is honesty.(彼女が正直であるということは確かだ。)
- 【名詞節を導く】Whether he is studying is doubtful.= It is doubtful whether he is studying.(彼が勉強しているかどうかは疑わしい。)
- 【副詞節を導く】I take an umbrella with me when I go out.(私は外出するときには、傘を持っていく)
副詞節を導く慣用表現
- while S+V (SがVする間に)= during + 名詞
- while S+V (一方で、S+V)= whereas【whileより堅い】
- once S +V (いったん、SがV すれば)
- so that (in order that) A may (can, will) ~ (Aが~するように(するために))
- so ~ that …, such ~ that… (とても~なので…)
- lest A should ~ , for fear A should ~ 、 in case A (should) ~(Aが~しないように)
- 否定語句 ~ but S+V… (…することなしに~はない)⇒(~すれば必ず…)unless S+V(SがVでないかぎり)
相関接続詞
- no sooner~ than …
- hardly~ when (before) …
- scarcely~ before(when) … (~ するやいなや… ~ するかしないかのうちに)
- not only A but (also) B = B as well as A (AだけでなくBも)
- both A and B (A とBの両方とも)
- either A or B (A とBの片方)
- neither A nor B (A とBのどちらとも~でない)
Hardly +had+ S+ p.p.~when+ S+過去形…
- Hardly had he arrived here when it began to rain.(彼がここに到着するやいなや、雨が降り始めた。)
この構文は倒置構文なので、要注意です。(倒置形でない形もあります。)さらに、時制にも気をつけましょう。 前が過去完了形・後が過去形です。
群接続詞
- by the time S+V (SがVするときまでに)
- every (each) time S+V(SがVするたびに)
- the moment, the instant S+V, as soon as S+V (SがVするやいなや)
- now (that) S+V (今やSはVなので)
- suppose (that) S+V provided (that)S+V = if S+V (もしSがVならば)
- even if (though) S+V (たとえSがVでも)for all S+V (SがVにもかかわらず)
- as long as S+V (SがV する限りでは)(⇒~でさえあれば= if only(例)as long as I live,
- as far as S+V (SがV する限りでは)(⇒~ する範囲内では)(例)as far as I know
群動詞
- (例文)He was laughed at by everybody.
「自動詞(+副詞)+前置詞=1つの他動詞」の働きをするものには、受動態にできるものとできないものがある。受動態にできるものは全体で1つの他動詞と考えるので、前置詞を落とさないこと。
■受動態にできるもの
・ask for
・break into
・catch up with
・do away with
・look for
など
■受動態にできないもの
・belong to
・get at
・get in
・stand for
など
他動詞+名詞+前置詞の形の2通りの受動態
- (例文)The nurse took good care of the baby.
=The baby was taken good care of by the nurse.
=Good care was taken of the baby by the nurse.
「他動詞+名詞+前置詞」の形のものには、2通りの受動態が可能なものがある。
・find fault with
・keep an eye on
・put stress on
・take an interest in
・take notice of
など。
S+V+O+不定詞の受動態
- (例文)The doctor told me to take this medicine.
→I was told to take this medicine by the doctor.
<S+V+O+to不定詞>の文を受動態にするときには、元の0(目的語)を主語にして、be動詞+過去分詞の後にそのままto不定詞を続ける。
S+V+O+原形不定詞の文を受動態
- (例文)My mother made me wash the dishes.
→I was made to wash the dishes by my mother.
<S+V+O+原形不定詞>の文を受動態にするときには、元のO(目的語)を主語にして、be動詞+過去分詞の後にそのままto不定詞を続ける。
<be +過去分詞>以外で受け身の意味を表すもの
おもに口語では、動作を表す受動態には、<be動詞+過去分詞>の代わりに<get+過去分詞>が使われることがよくある。この構文は主語にとって好ましくないことを示すことが多い。
have(get)+O+過去分詞
- I had my wallet stolen.
<have(get)+O+過去分詞>は人を主語にして、受け身・被害を表すのに用いられる。
2つの受動態が作れるもの
They/People say(that)
They/People believe (that)
They/People know (that)
などの文では受動態を2つ作れる。
<例文>
People say(that) she is a rich woman.
→ It is said that she is a rich woman.
→ She is said to be a rich woman.
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