中学国語「坊っちゃんの定期テストでよく出る問題」です。
三省堂では中学3年生、教育出版では中学2年生で履修する内容です。
<ポイント>
「俺」という人物がどんな人なのかを読み取りましょう。
・「兄の横っつらを張って」
・「飛車を眉間へたたきつけてやった」
・「先方の言うとおり勘当されるつもり」
などから直情的で、意地っぱりな人物だとわかる
一方で、奉公人の「清」はただ一人「俺」の素直さを愛し、褒めてくれる。
「俺」は清の愛情にとまどいつつも、心のより所としている。
<作者と代表作>
作者は、夏目漱石。代表作に、三四郎、こころなど
【問題】坊っちゃんの対策問題
教科書の「清が物をくれるときには必ずおやじ~ただおやじがこづかいをくれないには閉口した。」の部分を読んで、次の問いに答えなさい。
(1)清が物をくれることについて、「俺」は、清の行動の理由をどう考えたか。「俺」の考えが分かる部分を、教科書本文中から十二字で2つ書き抜きなさい。
(2)兄に物をやらない理由となる清の偏見が書かれている部分を、教科書本文中から17字で書き抜きなさい。
(3)「こんな婆さん」とあるが、清のどのようなところを指して「こんな」と言っているのか。「好き」「嫌い」という言葉えを用いて35字以内で書きんさい。
(4)「俺には清の言う意味がわからなかった」とあるが、なぜか。教科書本文中の言葉を使って40字以内で書きなさい。
(5)「なるなると言う」とあるが、「なる」とはどういうことか。 文章中から十五字で書き抜きなさい。
(6)「俺」が、清の言葉に影響を受けていることがわかる文を二つ、文章中から探しそれぞれ初めの五字を書き抜きなさい。
(7)清が望んでいることとして最も適切なものを次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア えらい人になった「俺」に、ぜいたくをさせてもらうこと。
イ「俺」が満ち足りた人生を送る様子を、そばで見守り続けること。
ウ 自分がかなえられなかった夢を、「俺」が代わりにかなえること。
エ「俺」が兄よりも高い地位に就いて、父を見返すこと。
【解答】坊っちゃんの対策問題の解答
(1)
・愛に溺れていたに違いない
・ひいき目は恐ろしいものだ
(2)お兄様はお父様が買っておあげなさる
(3)自分の好きな者は立派になり、嫌いな者は落ちぶれると信じているところ。
(4)自分が本当にいい気性なら、清以外の者も、もう少し自分によくしてくれるだろうと思ったから。
(5)将来立身出世して立派な者になる
(6)
・しかし清が
・俺もなんだ
(7)イ
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