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高校入試対策「作文・小論文の字数調整に困ったら読む記事」

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高校入試における作文・小論文は、単に文章が書けるかどうかを見る試験ではありません。限られた文字数の中で、自分の考えを整理し、論理的に、かつ読み手に伝わる形で表現できるかどうかが総合的に評価されます。そのため多くの受験生がつまずくのが「字数調整」です。内容は書けているのに字数が足りない、逆に言いたいことを書いているうちにオーバーしてしまう――これは決して珍しい悩みではありません。

本記事では、高校入試の作文・小論文において、字数を的確に調整しながら評価される文章を書くための考え方と具体的なテクニックを、基礎から応用まで体系的に解説します。事前準備の方法、段落構成の考え方、書きながら調整する実践的なコツまでを押さえることで、字数制限に振り回されず、自分の主張を最後までしっかり伝えられるようになることを目指します。

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高校入試作文・小論文で「字数」が重要な理由

高校入試作文・小論文で「字数」が重要な理由
高校入試の作文・小論文では、設問に「400字以内」「600字以内」「800字以内」などの字数制限が必ず設定されています。これは単なる形式的な条件ではなく、出題者が受験生に求めている力を反映したものです。

字数制限があるということは、次のような力が試されているということでもあります。

  • 必要な情報と不要な情報を取捨選択する力
  • 自分の考えを構造化し、論理的に配置する力
  • 読み手を意識して、簡潔かつ的確に表現する力

つまり、字数調整ができていない文章は、「内容以前に、文章をコントロールする力が不足している」と判断されかねません。反対に、字数内にきれいに収まり、構成の整った文章は、それだけで高評価につながりやすいのです。

字数調整の大原則|書く前にすべてが決まる

字数調整の大原則|書く前にすべてが決まる
作文・小論文で最も重要なのは、「書き始める前の準備」です。実は、字数調整の成否は、原稿用紙に向かう前の段階でほぼ決まると言っても過言ではありません。

段落数を先に決める

まず考えるべきは、「段落をいくつに分けるか」です。段落は、文章の論理構造そのものです。段落数が決まらないまま書き始めると、途中で話が広がりすぎたり、逆に説明不足になったりして、字数調整が極端に難しくなります。

段落ごとの字数配分を決める

段落数を決めたら、次に行うのが「字数配分」です。制限字数を段落数で割り、おおよその目安を作ります。

たとえば400字で2段落構成の場合、

  • 第1段落(意見):150~180字
  • 第2段落(理由・まとめ):220~250字

といったように、あらかじめ「この段落はこのくらい」と見当をつけておきます。この作業をしておくだけで、書きながらの字数調整が格段に楽になります。

 字数を調整するための基本的な手順

字数調整は、思いつきや感覚で行うものではありません。次のような順序で進めることで、安定して制限字数内に収めることができます。

1. 制限字数と段落数を確認し、段落ごとの目標字数を決める
2. 構想メモ(段落構成メモ)を作り、各段落に書く内容を箇条書きにする
3. 構想メモの時点で、おおよその字数感覚をつかむ
4. 原稿用紙に書きながら、微調整を行う

特に重要なのが②と③です。段落構成メモの段階で、「この段落は少し足りなそうだ」「ここは説明が多くなりそうだ」と気づければ、大幅な修正をせずに済みます。

制限字数別|おすすめの段落構成

ここでは、高校入試でよく出題される字数ごとの段落構成の目安を紹介します。

400字以内の場合

2段落構成が基本

  • 第1段落:自分の意見・結論
  • 第2段落:理由・具体例・まとめ

短い字数では、結論を明確にし、理由を簡潔に述べることが重要です。説明を詰め込みすぎないことがポイントになります。

600~800字以内の場合

3~4段落構成

  • 意見
  • 理由①
  • 理由②(または具体例)
  • まとめ(再主張)

理由を複数示せるため、論理性がより重視されます。段落ごとの役割を明確に分けることで、字数調整もしやすくなります。

1000~1200字以内の場合

4段落構成が基本

  • 問題提起・意見
  • 理由①
  • 理由②
  • まとめ・展望

長文では、各段落のバランスが評価に直結します。特定の段落だけが極端に長くならないよう注意が必要です。

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書きながら行う字数調整の考え方

書きながら行う字数調整の考え方
どれだけ準備をしても、実際に書いてみると字数がズレることは必ずあります。重要なのは、「ズレるのが普通だ」と理解した上で、調整する技術を持っておくことです。

字数が足りないときの対処法

字数が足りないときの対処法
字数が不足する場合、内容を薄めて引き伸ばすのではなく、「説明を深める」ことを意識します。

 ① 言い換え・補足説明を加える

「つまり」「すなわち」「言い換えれば」などの接続表現を使い、前の文を別の表現で説明します。これは論理を補強する効果もあり、評価を下げにくい方法です。

② 具体例を入れる

抽象的な表現が多い場合は、具体例を加えることで自然に字数を増やせます。

(例)
「多くの分野の知識が必要である」
→「経済学や心理学、情報技術など、多くの分野の知識が必要である」

このように、もともとの意味を壊さずに膨らませるのがコツです。

字数がオーバーするときの対処法

字数がオーバーするときの対処法
字数が多すぎる場合は、「削る」のではなく「圧縮する」という意識が大切です。

① 重複表現を探す

同じ内容を別の言葉で繰り返していないかを確認します。意味が重なっている部分は、一文にまとめられることが多いです。

② 抽象度を上げる

具体例が多すぎる場合は、一部を削り、まとめ表現に置き換えます。

③ 論理の飛躍に注意する

削りすぎると、話の流れが分からなくなります。特に理由と結論をつなぐ文は安易に削らないよう注意しましょう。

字数調整でやってはいけないNG例

字数調整でやってはいけないNG例

  • 無意味な言い換えを重ねて字数を稼ぐ
  • 結論と関係の薄い具体例を無理に入れる
  • 重要な説明を丸ごと削る

これらは採点者に「字数合わせをしているだけ」という印象を与えてしまいます。

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まとめ|字数調整は「技術」である

まとめ|字数調整は「技術」である
高校入試の作文・小論文における字数調整は、センスや才能ではなく、明確な技術です。段落構成を決め、字数配分を意識し、足りないとき・多いときの対処法を身につければ、誰でも安定して書けるようになります。

字数制限を「制約」ではなく、「文章を磨くための枠」として捉えることができれば、作文・小論文は確実に得点源になります。ぜひ本記事のテクニックを、日々の練習や本番の入試で活用してください。

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