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中学国語「評論文・説明文・随筆の読解問題の解き方まとめ」

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中学国語「評論文・説明文・随筆の読解問題の解き方まとめ」です。

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評論文・説明文の読解問題の解き方まとめ

・読解力をつけるポイント
・要点・段落の捉え方
・隆筆の読解法
・記述問題の解き方
から構成しています。

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読解力をつけるポイント

読解力をつけるポイントとコツについてまとめています。大きく「指示語」「接続語」「副詞」がポイントなり、それらに注意して読んでいくことで、自然と「コツ」がつかめるようになります。

ただなんとなく解いていた問題が、「根拠」をもとに解答できるようになります。それを確信に変えていく上でも、それらに合わせて「語彙力」をつけていくことは欠かせません。これで土台は作れます。

あと応用や展開力をつけるには、あと3つのポイントがあるわけですが、それらは、学校の先生や塾の先生に直接聞いてみましょう。

指示語、接続詞、副詞に注意しながら読んでいくことが大切です。

指示語

指示語(「これ・それ・あれ・どれ」や「この・その・あの・どの」など)が指す内容を聞かれることは多いわけですが、その指示語が指すのは、「直前」「それ以前」「あとの文」のいずれかなので、「直前」「それ以前」「あとの文」の順番でさがし、その内容を見つけたら、指示語にあてはめて、文脈が正しいか確かめましょう。

また、パターンとしては、「指示語が文の初めにあれば、直前の文の語句や内容を指すことが多い。」「指示語が文の途中にあれば、同じ文の語句や内容を指すことが多い。」でしたね。

指示語は、ものだけでなく、文章中の語句・事柄・文全体、段落全体を指し示す場合もあります。

  • 同じ言葉の繰り返しを避けて、文を簡潔にするはたらきがあります。
    <例>
    (指示語なし)青春。年老いても、情熱があれば、青春があると言える。
    (指示語あり)青春。年老いても、情熱があれば、それがあると言える。
  • 指示語のある文と指示する内容のある文をつなぎ、文章の道筋を作ります。
    <例>
    彼女は優しい。それは、彼女の長所の一つです。
    →「それ」が指すのは、「彼女が優しいということ」です。

読解問題で指示語が指す内容
原則、指示語が指す内容は、指示語のより前の文や段落にあることが多いです。ですので、解法の手順としては、「直前」「それ以前」「あとの文」の順番でさがし、その内容を見つけたら、指示語にあてはめて、文脈が正しいか確かめましょう。

<解法パターン>

  • 指示語が文の初めにあれば、直前の文の語句や内容を指すことが多い。
  • 指示語が文の途中にあれば、同じ文の語句や内容を指すことが多い。

接続詞

接続詞は、文と文、文節と文節などをつないでその関係などを示すものですが、読解問題では、説明文においては、逆説のあとに、筆者(作者)の言いたいこと(意見や考え)があることが多い。

そして、接続詞を選択する問題では、前の事柄とあとの事柄の関係を探る。

さらに、説明の接続詞(つまり、なぜならなど)は、前の内容を簡潔にまとめてある場合もあり、問題を解く上でのキーセンテンスになっている場合も少なくない。ということを留意しながら本文を読んでいきましょう。

副詞

副詞の性質は、「連用修飾語(用言を修飾)になる」「主語・述語になれない」「状態・程度を表す。」があったわけですが、読解問題では、特に、反語・断定表現がくれば、それは筆者が最も言いたいことになることが非常に多いことから、気をつけて読んでいきましょう。

わざわざ副詞を使うのには、筆者の思い入れがあるケースが少なくありません。つまり、必然的に、副詞を含む文がキーセンテンスの場合が多くなります。

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要点・段落の捉え方

話題やキーワードに着目し、段落の中心となる内容が書かれた部分とそれを支える部分を読み分けること、段落では、各段落の内容をつかみ、その段落が果たす役割を捉えることがポイントとなります。要点は、文章の中心となる、大切な事柄です。そのあたりについて、詳しく記述しています。

要点の捉え方

  1. 要点は、文章の中心となる、大切な事柄で、文章中で繰り返される語句(=キーワード)を捉え、話題をつかむ。
  2. 段落の初めや終わりの方に着目して、中心文を見つける。
    →まとめを述べた部分「つまり「要するに」「このように」などが中心文のヒント
    →筆者の意見を述べた部分「…べきだ。」「…と考える。」などが中心文のヒント
    →具体例や理由を述べた文、たとえを用いて表現した文などは除く。

段落の役割の捉え方

  1. 各段落の要点を捉える。
  2. 段落冒頭の接続語に注目して、前後の段落のつながりを捉える。
    ・順接(例)だから・したがって
    ・逆接(例)しかし・だが・ところが
    ・並列・累加(例)また・そして・しかも
    ・対比・選択(例)あるいは・または・一方
    ・説明・補足(例)つまり・ただし・例えば
    ・転換(例)さて・ところで・ては
  3. 文章全体の中で、その段落がもつ役割を考える。
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隆筆の読解法

随筆とは、自分の体験や見聞をもとに、感じたことや思ったことを、自由に書いた文章。随筆を読むときは、事実と感想を区別して内容を捉え、筆者の思いや主張を読み取ることがポイントです。

事実の読み取り方

  • 話題をつかむ…文章の冒頭で話題が示されていることが多い。
  • 出来事を捉える…中心的に描かれている出来事や事柄を読み取る。

感想の読み取り方

  1. 筆者の感じ方や考え方が表れている部分を押さえる。
    (例)
    直接感情を表す言葉…「うれしい」
    筆者の考えを示す表現…「…と思う。」「…べきだ。」
    情景描写…「空にはにわかに黒い雲が広がった。」→不安
  2. 表現が工夫されている部分を押さえる。

随筆の表現技法

表現技法は、対比などの構成、筆者独自の表現方法である。

  • 直喩…「ようだ」などを使ってたとえる(例)夢のような日々。
  • 隠喩…「ようだ」などを使わずにたとえる(例)君は私の太陽だ。
  • 擬人法…人でないものを人にたとえる (例)目覚まし時計が叫ぶ。
  • 反復…同じ言葉を繰り返す(例)よかった、よかった。
  • 対句…意味等が対応するよう言葉を並べる(例)春の桜と秋の紅葉。
  • 体言止め…文末を体言(名詞)で結ぶ(例)今朝咲いた一輪の花。
  • 倒置…言葉の順序を通常の言い方と変える(例)泣いた、大声で。
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記述問題の解き方

国語の記述問題には、十字程度の短いものから、九十字のように相当な字数を書かせるものまで、さまざまなものがある。「○字以上、字以内」とある場合はその字数内でまとめればよいが、「○字以内」だけの場合は、九割以上書くことを心がけることが必要です。

要素

記述問題を解くときは、答えに必要な「要素」を押さえることが重要になる。一つだけのときもあるが、複数の「要素」が必要なときもあるので、取りこぼしのないように読む。ほとんどの設問では文章中に答えの「要素」が書かれていて、その言葉を 使ってまとめることができるので、適切な部分を見きわめて書くようにしよう。

「要素」を全てつなげると、指定字数に近い文字数になる。文字数が極端に異なる ときは、「要素」の数が違うか、より適切な表現が文章中にある可能性があるので、 文章をもう一度確認してみよう。

注意

解答をまとめるときは、文末表現にも注意する。設問にあわせて、「こと。」「…から。」「…気持ち。」など、どのような言葉でまとめるべきかを考えよう。

キーワード

長文の論説文では、まず、文章の初めで述べている話題や、筆者の主張(結論)に 注目して、何について述べた文章であるかを捉えよう。そのうえで、形式段落ごとの 要点をつかみながら読み進め、短時間で文章の内容を理解することが重要になる。

そのためには、繰り返し使われているキーワードをチェックする、形式段落の初め に使われている接続語に注目して、段落ごとに「具体例や理由を挙げるなど事実を述 べた段落」「筆者の考えが中心になっている段落」「まとめを述べた段落」などと区別することが大事。このとき、問題を提起している部分や筆者の考えの部分に印をつけておくと、問題を解くときに役立つことも多い。

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